なぜこの記事を執筆しようと思ったのか
こんにちは。デジタルラボのらいちです。
世の中にはたくさんのプログラミング言語があり、年々言語自体の追加や仕様が変わることもある上、さらに需要次第で変化するもこともあります。
そんな中、これからプログラミング言語を学ぼうと考えていても、どの言語を学ぶのが良いのかがわからない初心者も多いことでしょう。
私自身も当時はどの言語を選べば良いのかがわからず、とりあえず1つ選んで学んでみたところ、難しくて挫折してしまいそうになった経験があります。
本記事では、私のような経験をしないよう、これからプログラミング言語を学ぶ初心者へ向けて、おすすめのプログラミング言語を紹介していきます。
初心者におすすめなプログラミング言語の基準

初心者におすすめなプログラミング言語は、以下の5つのいずれかに該当する言語になります。
- コードが複雑でないこと:
コードが難しいと、読み書きができず挫折してしまうため - 情報が流通していること:
情報がないとルールの理解やエラー解決ができないため - さまざまな開発に使えること:
特定の開発にしか使えないと、将来の幅が狭まるため - 需要の高い言語であること:
需要がないと学んだ内容が無駄になる可能性があるため - 環境構築の難易度が低いこと:
学習の準備段階で失敗してしまい、学習できる状態に辿り着けないため
すべて当てはまる必要はないものの、挫折せずにしっかり学びつつ内容を将来に活かすためにも、できるかぎり当てはまる言語だと良いでしょう。

次の見出し以降は、これらの基準に当てはまる、初心者におすすめのプログラミング言語を紹介していきます。
初心者におすすめのプログラミング言語7選



初心者におすすめなプログラミング言語を7つ紹介します。
HTML/CSS


HTMLはWEBサイトのテキストや画像、リンクなどを作成する言語で、CSSはWEBサイトのデザインを整える言語になります。
- コードを書くまでの準備が簡単
- 記述内容がすぐにWEBサイトへ反映できる
- コード自体が簡単で馴染みやすい
厳密にはプログラミング言語ではありませんが、すぐにコードの内容が反映できるためおすすめです。



また、すぐに反映されることからモノを作っている実感がわきやすく、モチベーションが高まりやすいのがポイントです。
JavaScript


JavaScriptは基本的にWebブラウザ上で動作する言語で、アニメーションやリアルタイム表示など幅広い処理が可能です。
- プログラミングの基本的な構文や考え方を学べる
- 処理の実行結果をすぐに確認できる
- フレームワークが多く需要がある
難易度が比較的低めながら、フレームワークの多い言語のため、プログラミングの基本を学びつつ、学んだ内容を将来に活かせる点でおすすめです。



特に、WEB系を目指す方はぜひとも学んでおきたい言語になります。
PHP


PHPはWEBシステムのサーバーサイドの言語で、データベースからのデータ取得や、データの連携ができるのが特徴です。
- コードがシンプルで理解しやすい
- ネット上の情報が多く学習しやすい
- 多くのWEBサイト・WEBシステムに使われている
WordPressや多くのWEBシステムで使われているため、データベース関連処理を学びつつ仕事へ繋げられる、おすすめのプログラミング言語です。



また、需要の高いフレームワークであるLaravelへステップアップできることから、将来の幅を広げやすいのもポイントです。
Java


Javaはオブジェクト指向型の言語で、プラットフォームに依存せず動作できることが特徴です。
- 安定した需要を維持している
- 歴史の長さと使用者の多さで情報が流通している
- あらゆるシステムで使用されている
比較的難易度は高いですが、プログラミングの基本的な構文や考えが詰まっており、身に着けられればさまざまな言語に応用できるおすすめの言語です。



また、デスクトップアプリやWEBシステム、モバイルアプリなどあらゆるシステムに使われているため、将来の幅もかなり広いです。
Python


Pythonは人が書いた言語を機械語に翻訳して実行するインタプリタ言語で、シンプルで読みやすいコードを重視しているのが特徴です。
- 英語のような自然で読みやすいコード
- さまざまなプラットフォームでの開発ができる
- AIやデータ分析の市場成長による高い需要
シンプルで読みやすくコードながら、需要が伸びつつあるため、最初のプログラミング言語としておすすめです。



また、ライブラリやフレームワークも多く用意されているため、さまざまな開発に繋げられるのもポイントになります。
Ruby on Rails


Ruby on Railsはプログラミング言語Rubyのフレームワークであり、web開発に必要な機能を揃えているのが特徴です。
- 直感的で理解しやすいコード
- MVCモデルの基本的な考え方を学べる
- コミュニティが活発で情報量が多い



自分はプログラミングをしっかり学ぶ際の言語にRuby on Railsを選びましたが、学習しやすくWEB開発の知識習得に多いに貢献してくれました。
また、Ruby単体で使われるのは珍しく、多くの場合はRuby on Railsが採用されるため、必ずRuby on Railsで学習しましょう。
Swift


SwiftはiOSやMacOSなどAppleプラットフォーム向けのプログラミング言語で、高速なパフォーマンスを発揮できるのが特徴です。
- 他言語の特徴を踏まえたわかりやすいコード
- 公式に学習用ツールが用意されている
- Apple製品による安定した需要
スマホアプリ系の言語のうち、わかりやすいコードで公式の学習ツールが存在するため、スマホアプリ開発を目指す初心者におすすめの言語になります。



ただし、Windowsでは使えない言語のため、Windowsの方はKotlinやFlutterを選びましょう。
初心者のレベルごとのおすすめプログラミング言語
一口にプログラミング初心者といっても、完全未経験の方もいれば、ある程度学習できている方もいます。



そこで、プログラミング初心者の各レベルに合わせて、おすすめのプログラミング言語も紹介します。
レベル1:完全未経験でこれからプログラミング言語を学ぶ方


これまでプログラミング言語を学んだことのない、コードを1度も書いたことのないような完全に未経験の方にはHTML/CSSがおすすめです。
- 初めてコードを見る方でも馴染める簡単さ
- コードをすぐに反映できるため、作っている実感がわきやすい
- メモ帳を用意すれば学習できるほど、準備が簡単
処理という処理はありませんがコードを書いたらすぐに反映できるため、コードに触れるという意味で完全な初心者にはおすすめの言語です。



私も本格的にプログラミング言語を学ぶ前にHTML/CSSを学び、まずはコードの読み書きに慣れることから始めました。
レベル2:少しだけプログラミング言語を学んだことがある方


Progateの初級 or レベル1コースを終えている、あるいはドットインストールレッスンがまだ途中の学習レベルの方は、比較的難易度の低いPHPやJavaScriptがおすすめです。
- プログラミングの基本的な構文や考え方を学べる
- コードがそこまで複雑ではないため挫折しにくい
- 環境構築が簡単で、すぐに学習を始められる
これらの言語がおすすめなのは、難易度が比較的優しめで、着実にプログラミングの基本を学ぶことができるからになります。



少しコードを書いたことがあるとはいえ、難しい言語に挑むと挫折するため、挫折しないようにしながらプログラミングの世界に踏み込むのが重要です。
レベル3:ある程度プログラミング言語を学んだことがある方


Udemyの言語の基本コースやドットインストールのレッスンを1つ以上を終えているような、ある程度プログラミング言語を学んでいる方は、自身が目指すエンジニアが使う言語を学習しましょう。
- フロントエンドエンジニア⇒HTML/CSS、JavaScript
- バックエンドエンジニア⇒PHP、Ruby on Rails
- ソフトウェアエンジニア⇒Java、Python
- モバイルアプリエンジニア⇒Swift(WindowsではKotlinやFlutter)
- 機械学習エンジニア⇒Python
初心者といってもプログラミングの知識や考え方をある程度持っているため、目指すエンジニアで使う言語の学習に活かしていくのがおすすめです。



仕事で使える実践的なプログラミングスキルを手に入れるべく、本格的な学習を行っていきましょう。
まとめ:初心者におすすめのプログラミング言語7選!基準や段階別でも紹介!


本記事では、初心者におすすめのプログラミング言語7つと、初心者のレベルごとにおすすめのプログラミング言語を紹介しました。
プログラミング言語 | おすすめの理由 |
---|---|
HTML/CSS | ・コードを書くまでの準備が簡単 ・記述内容がすぐにWEBサイトへ反映できる ・コード自体が簡単で馴染みやすい |
JavaScript | ・プログラミングの基本的な構文や考え方を学べる ・処理の実行結果をすぐに確認できる ・フレームワークが多く需要がある |
PHP | ・コードがシンプルで理解しやすい ・ネット上の情報が多く学習しやすい ・多くのWEBサイト・WEBシステムに使われている |
Java | ・安定した需要を維持している ・歴史の長さと使用者の多さで情報が流通している ・あらゆるシステムで使用されている |
Python | ・英語のような自然で読みやすいコード ・さまざまなプラットフォームでの開発ができる ・AIやデータ分析の市場成長による高い需要 |
Ruby on Rails | ・直感的で理解しやすいコード ・MVCモデルの基本的な考え方を学べる ・コミュニティが活発で情報量が多い |
Swift | ・他言語の特徴を踏まえたわかりやすいコード ・公式に学習用ツールが用意されている ・Apple製品による安定した需要 |
ここまで読んでいただいたことで、学習しようと考えているプログラミング言語がある程度絞れていることでしょう。
あとは、自分のレベルや目指したいエンジニア、興味の有無に合わせてプログラミング言語を決めて学習していくのみです。



「まずは学習を始めてみること」自体が大事なため、触れることからでも一歩を踏み出していきましょう。