プログラミングスクールを卒業し、いよいよキャリアを本格的にスタートしようとする時、多くの方が「まずは転職して正社員として働くか、フリーランスとして独立するか」で悩むのではないでしょうか?
それぞれに良さと課題があり、選択によって得られる経験やスキル、ライフスタイルも異なります。
今回は、転職してからフリーランスを目指す場合とスクール卒業後すぐにフリーランスになる場合の特徴を比較し、私の実体験も交えて「スクール卒業後に選ぶべきキャリア」について解説します。
キャリア選択に迷っている方にとって、参考になるポイントをたくさん盛り込んでいますので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも転職とフリーランスでなぜ悩むのか?

プログラミングスクール卒業後、転職をするのかフリーランスを目指すのかで迷いますよね?
すぐにフリーランスになると、失敗が多い分、学ぶ数も多く成長速度が早く、年収も指数関数的に伸び青天井になる可能性がある。
一方、会社への転職だと、固定報酬をもらえ、先輩や上司に教えてもらいながら実務経験も積める。
というように両者にはそれぞれとても良いメリットがあります。
なので、多くの方が悩むのだと思います。
しかし、悩んだ末に多くの人が結論として転職を選ぶことが多くありませんか?
一体なぜなのでしょう?
その実態を解像度高く解き明かしていきます。
悩んだ末に多くの人が転職を選ぶ理由

それはなぜでしょうか。

僕が不思議に思うのは、転職かフリーランスか悩んでいるにもかかわらず、多くの人が結論としてまずは転職を選ぶことです。
恐らくこんなところかなと思っています。
スクール卒業後いきなり案件取れるかわからないし、実務経験ないからしっかり納品できるか不安だし、安定した収入を確保できる保証もないし、
とにかく不安定なところがネックで、スクール卒業後フリーランスを目指すなんて無謀だ。
一方、Web制作会社に転職した場合、「安定した給料ももらえるし」、「教えてもらいながら実務経験を積めるし」、「未経験でも採用してくれる会社もあるし」と収入が保証されていて、安定している。



まあ、よく考えればそうですよね。自分もそうだったわけですから笑
では、なぜそのように考えている人が多いのか?
結論から伝えると、スクールの印象操作が原因で、スクールの提携先のWeb制作会社に転職が決まればスクールには報酬が入ります。
つまり、スクール受講生からスクール代を受け取った後、転職も成功させてしまえば、転職先からも報酬がもらえて2度美味しいわけです。
ですので、スクールは受講生に必死にまずは転職した方がいいと熱弁してくるのです。
よくよく考えれば、スクール卒業後すぐWeb制作フリーランスになっても成功している人はいますし、Web制作会社に転職しても挫折してやめる人もいますよね?
このようにスクール卒業後に転職した方が失敗しないと何となくわかった気になっている人が多く、この記事を見ているあなたも例外ではないと思います。
「わかった気になって」スクール卒業後のキャリアを決めるのはとても浅はかです。
「わかった気」で決断を終わらせるのではなく、しっかり「わかった」上で、判断しましょう!
これから先はあなたのその「わかった気」の解像度を上げて、「わかった」にさせていきます。
Web制作会社に転職する6つのメリット


スクール卒業後、Web制作会社に転職することのメリットを6つ紹介します。
福利厚生や固定の報酬などの生活基盤が安定している



転職して会社員として働く最大の魅力は、言わずもがな安定性ですよね。
毎月の固定給やボーナスがあることで収入の変動が少なく、生活基盤が安定しているので心理的安全性が高いです。
また、社会保険や有給休暇など、会社員に用意されている福利厚生も大きなメリットです。
企業が負担して提供する充実した福利厚生によって、万が一の病気や怪我にも備えられます。
先輩や上司からフィードバックされ放題
先輩や上司のフィードバックをもらいながら実務経験を積めることは大きなメリットです。



少し大袈裟にいうと給料もらいながら先生(先輩や上司)も教材(マニュアル)も無料でついてくる特大お得なハッピーセットみたいなものです笑
ですので、わからないことがあったら質問し放題ですし、失敗しても先輩や上司が巻き取ってくれます。
そんな環境なこともあって、スクール卒業したら、まずは転職なんて人も多いです。
会社の看板を使って大型案件に携われる
会社の看板があることによってフリーランスではなかなか経験できない大型案件にも携わるチャンスがあります。
大型案件では何百人、何十社と関わってくることがあるので、そこでのマネジメントワークや難解なプロジェクトの完遂の経験は、その後の人生において、大いに貢献してくれることが考えられます。



自分自身も大型案件に携わることで色々な濃いスキルが身につき、それらの体験も元に記事を執筆しています。
何かあっても会社という後ろ盾がある
フリーランスと違って会社の後ろ盾があるのは大きいです。



今フリーランスの自分にすごい刺さりますね…フリーランスはミスすると全て自分の責任になるわけですから。
一方、会社員ですとミスがあって顧客に損害を与えても会社が補填することになります。
言い方は良くないかもしれませんが、フリーランスの場合はミスがあって顧客に損害を与えると一人で最悪何億円と賠償することもあるのに比べると、会社が責任をとる、もしくは多少の減給がされる程度で済みます。
独立した時に会社の人脈を活用できる
フリーランスになった時に、太いクライアントを持っておくと安心感が半端ないです。
また、フリーランスになると自分一人では回せなくなることもあるので、会社員時代のコーダーやデザイナーとの人脈を活用し、下請けを雇うこともできるでしょう。見ず知らずの人より、もともと一緒に働いていた仲間の方が安心ですよね。
少し、話はずれますが、会社と業務委託契約を結んで独立後に安定して案件をもらうなんてことも可能です。
詳しくは、後ほど紹介します。
ある程度社歴を積めば上流工程の経験ができる
スクール卒業してすぐは、コーディング業務を担うことがほとんどです。
ただ、順当に昇進していくと会社にもよりますが、ディレクター業務に携わることもできます。いわゆる上流工程の仕事ですね。
この上流工程の仕事はフリーランスでは必須になります。
フリーランスになった後、年収が1,000万円以上超えたあたりから、1人で回すには限界がきます。
そこで、多くのフリーランスはチームを組んで、メンバーそれぞれに作業を渡していき、自分はマネジメントなどのディレクションをやる機会が増えていきます。
そのため、それなりに社歴があればディレクター業務を任せてもらえる転職はメリットになるでしょう。
ですので、転職してからフリーランスを考えるのであれば、ディレクター経験を積んでから独立することをおすすめします。
Web制作会社に転職する4つのデメリット


一方、デメリットもあります。ここでは4つ紹介いたします。
物理的時間的制約がある
会社員には自由度が少ないという面もあります。
勤務時間や勤務地が決まっている場合が多く、特にライフスタイルに合わせた柔軟な働き方を望む方には窮屈に感じられるかもしれません。
また、役職などにより社内での役割が固定されやすいため、業務が特定の分野に限定されるケースが少なくありません。
そのため、幅広い仕事をしたい、幅広いスキルを身につけたいと考えている方にとってはデメリットとなります。
先輩や上司との関係性で成長速度が変わる
先輩や上司によって自分の成長速度が大きく変わることもデメリットと言えるでしょう。
いわゆる先輩ガチャ、上司ガチャと言われるものです。
世の中には何も教えてくれない責任放置の教育担当の先輩やパワハラ気質な上司がいることも事実で、それはあなたの勤務する会社でも例外ではないかもしれません。
と怖い話はここまでにして、先輩や上司によって大きく変わると伝えたのですが、実はそれは正しくなく、自分自身の先輩や上司との立ち回りによって大きく変わるというのが正しいデメリットです。
それはどういうことかというと、簡単に言ってしまえば他人を変えることができないからです。
自分自身が変わるしかなく、先輩や上司を頼る時に、どう頼ったら相手が心地良く教えてくれるか、忙しい時間を割いてくれるのだろうかと考える必要があります。
ですので、先輩や上司に気を遣う必要があり、その要素も立ち回りに付随するデメリットになります。
実際に、プログラミングスクールを卒業した後、転職してすぐやめた人も周りに多くいました。
その人たちが口を揃えていうのが、職場の人間関係が嫌で…つまり、気を遣うことですね。
華々しく、転職後のキャリアをインタビューしている記事も多くあります。
それに憧れて私も、僕も、と転職を目指す人もいると思いますが、正直に言ってしまえば、甘いなと思います。
しっかり、現場でしか感じることができないデメリットも精査してから、決めると失敗は少ないと思います。
ワンポイントアドバイスは、転職して会社に属するなら先輩や上司に好かれる立ち回りをしましょう。媚を売るとまでとはいいません。
最低限の気遣いと配慮に気をつけていればそんなに難しいことはありません。
全てのWeb制作業務や自分のやりたい案件に携われるとは限らない
仕事全体の中の一部分の業務しか携われないことや必ずしも自分のやりたい案件に携わることができないのもフリーランスになった後に感じる現場でのデメリットです。
基本的に会社は分業制なので、Web制作だと、ざっくり営業・フロント・デザイナー・コーダー・経理事務みたいな構成が多いです。転職して所属することが多いのがコーダーの部署ですね。
さらに分解するとコーダーの中にも、フロントエンド・バックエンドとあります。
恐らく最初はフロントエンドに所属することが多いでしょう。簡単にいうとページの見た目を整える部隊ですね。
話を戻すと多くの人がスクール卒業後にコーダーとして仕事をすることが多く、2〜3年は部署の異動はありません。
フリーランスを目指すこと前提なら、できれば営業もフロントもデザインも経理事務も経験するのが良いです。
ですが、現実的にはほぼ不可能です。
しかも、独立前提の方は2〜3年で退職しようという考えが多いです。
ということは、フリーランスに必要なことのほんの一部しか得られていない状態で独立しようと決めてしまっていて、その独立した人の多くが挫折してしまっています。
加えて、2〜3年だと自分のやりたい案件にも携われないことがほとんどです。
企業からしたら、何十人いるうちの一人でしかないですし、自分より優秀な人は多くいます。
ですので、自分のやりたい案件ができないと不満を感じ退職してフリーランスになる人も多くいます。



辛辣なことを伝えすぎましたが、ただ、成長意欲と耐え忍ぶ力があればチャンスは巡ってきます。
自分は2年で退職しましたが、入社5年目の同期に話を聞くと、今では自分のやりたいこと案件もできるようになったり、フロントからデザイン、コーディングとWeb制作の一連の業務に携わることもできているみたいです。
その同期は、同じスクール上がりで、コーディングの部署に入りました。将来はヒアリングやワイヤーフレームの作成、デザインも携わりたいと言っており、どうやら退勤後や休みの日も勉強したり、自分から手を挙げたりしていたようで、地道にコツコツ積極的に動いてたからこそ掴み取ったチャンスだと感じました。
ですので、成長意欲と耐え忍ぶ力があるのであれば、転職をおすすめします。
地域格差がある
地方と都市部ではかなり案件の質や働く人の質、会社の質が変わります。
将来フリーランスで稼いでいくなら、都市部の方で働くことをおすすめしますが、地方に配属された場合、大きなデメリットになります。
地方で働いていても、成長できるかは自分次第だ!と思ってる方もいると思いますが、環境を変えることは一番難易度が高いのです。一社員が組織を動かしてしまったら、問題になりますよね。
パターンとしては、地方の会社に勤めるパターンと地方に転勤するパターンの2つあります。
地方の会社に勤める場合の方が、その後の人生が厳しくなります。
なぜなら、基本的に地方では人口が少なく、大きな会社もありません。
小さな会社では、案件の質も低く、給料も低いです。そのため、優秀な人も入ろうともしません。



果たして、その環境であなたの望むものが手に入るでしょうか。
地方への転勤ならまだ救いはあります。
都市部に本社があり、そこで大きな収益源を獲得していることが多く、基本的に給料は悪くありません。
ただ、地方だと案件の質や働く人の質は低くなり、成長速度が遅くなる可能性が高いです。
一方、都市部のWeb制作会社なら先ほどの条件を満たすことができる可能性が高いです。
基本的に都市部には多くの人が集まります。
多くの人がいるところであれば、人手不足にもならないので、多くの企業が集まります。
多くの企業が集まれば、経営状況の良い優良企業の割合も増えます。
そうすると、優秀な人材が集まり、優秀な人材には良い給料を支払います。
ですので、良い企業に入るなら、都市部の企業に勤めるのが必須になっていて、地方で働くにしても望むものは手に入らないのです。この地域格差があることについてはデメリット、ひいては日本の社会の課題かもしれませんね。
転職してからフリーランスを目指すのに向いている人


以上のメリットデメリットから、Web制作会社に転職してフリーランスを目指す人は、こんな方が向いています。
安定性も求める方には、スクール卒業後転職が向いています。
まずは、地盤を固めてからフリーランスになるのがいいと思います。
Web制作フリーランスの5つのメリット


スクール卒業後、Web制作フリーランスになることのメリットを5つ紹介します。
プライベートの予定に融通がきく
プライベートを充実させたくてフリーランスを目指す方も多いと思います。
自分で仕事を選び、スケジュールを組めるため、ライフスタイルに合った働き方が実現できます。
例えば、仕事に集中する時期と休息を取りたい時期を自由に調整できる点は、会社員にはない大きな魅力です。平日にライブに行ったり、ディズニーに行ったりすることもできます。



個人的には、朝何時に起きても良いのは一番幸せに感じますね笑
場所にとらわれないで仕事ができる
場所にとらわれないで好きな場所で仕事できるのはフリーランスの特権で、特にWeb制作フリーランスだとリモートでの仕事が一般的です。



よくスタバでMacBookを開いて仕事をしている人がいますよね?
あのような感じで職場にいく必要もないので、今日はカフェで仕事したいなという気分だったら、仕事の場所を変えることができます。
また、パソコン1台あれば足りるので、フリーランスになったタイミングで自然に囲まれた地方の方に住む人もいます。
さらに、地方だと家賃が低く、固定費を抑えることができるので、メリットも大きいです。
時間への投資が増やせる
時間への投資が増やせるのは一見シンプルで、単純に感じるかと思います。
しかし、人生で一番差がつくのはいかに時間へ投資できるかです。
人間は10,000時間何かに時間をかければプロになれると言われています。
そんな事言ったら誰でもプロになれるじゃん。と思いますよね?
そうです。誰でもプロになれます。
でも、今からあなたが10,000時間かけて何かやってくださいと言われてもやりますか?
やらないですよね?
そうなんです。結局、ただやるかやらないかだけの違いなのです。
であれば、人生で差がつくのは時間への投資することだということがわかると思います。
実際にフリーランスで成功している人は、時間への投資をしっかりしています。
毎日読書で研鑽し、他の人とも積極的に交流する事を怠らないです。
そうすることで、単価も上がるし、案件も紹介してもらえることがわかっているのです。
人生において稼ぎたいなら、この時間への投資が増やせるかどうかが鍵を握っていると言っても過言では無いです。



シンプルで単純なメリットは軽視しがちですが、実は一番重要です。
自分の頑張りが報われやすく年収が青天井
フリーランスは自分が頑張った分だけ、つまり納品した分だけ収入が増えます。
企業だと、1000万円稼いでも年収は300〜500万円くらいです。
なぜなら、社会保険料や水道光熱費などの固定費があるため、実際稼いだ額の3/1〜2/1が自分の給料になります。
一方、フリーランスなら1000万円稼いだら1000万円が自分の懐に入ります。
Web制作案件だと、大きい案件なら100万円〜200万円にもなるので、大きい案件を獲得できるようになると、年間を通して5〜10件の納品で1000万円稼ぐことができますし、しっかりクライアントに向き合う時間や自分の成長への時間も確保できるので、さらに年収アップも狙うことができます。
煩わしい人間関係が少ない
フリーランスを目指す理由の一つになることも多いのではないでしょうか。
企業だと先輩や上司からパワハラされることやモンスタークライアントからカスタマーハラスメントされることがあります。
また、営業があまり質の良くないクライアントを引っ張ってきて後々、コーディングで苦労するなんてことも多いです。
一方、フリーランスだと先輩や上司がいないですし、自分で営業することが多くなるので、クライアントも自分で取捨選択することができます。
下流工程と上流工程を好きに選べる
フリーランスだとフロントに立つことも多く、ヒアリングからワイヤーフレームの作成〜デザイン〜コーディングと一気通貫で対応できるのとヒアリングとワイヤーフレームの作成だけして、後はデザインとコーディングは外注することもできます。
つまり、コーディングに特化するなどの下流工程かディレクターとしてフロントと品質管理のみをする上流工程かを好きに選択することができるのです。
企業だと、自分の望む通りの配置にならなかったり、望む配置に配属されるまで期間がかかったりします。
Web制作フリーランスの6つのデメリット


一方、6つデメリットもあります。
収入が不安定
フリーランスは収入が不安定です。
ましてやスクール卒業後すぐにフリーランスを目指すということであれば、かなり収入は不安定になります。
なぜなら、スクール卒業後間もなく、実務もあまりできない、営業方法もよくわからない状態だからです。
最初は実績が全くないので無料で引き受けるしかないです。成果が良ければそこからやっと仕事につながります。
ですので、スクール卒業してすぐはかなり不安定です。
ですが、対策する術はあります。それはこの後紹介するロードマップで解説いたします。



もしくは営業のやり方を紹介している記事もあるのでぜひ目を通してみてください。
Web制作で案件獲得する方法は?これさえ読めば全てが分かる。営業ガイド完全版!
先輩や上司などいなく我流で成長
スクール卒業後、フリーランスになるならほとんど我流でWeb制作の仕事をやっていくことになります。
そして、我流で仕事をしていくことは危険性が高いことを意味しています。
なぜなら、日本では型にはまった仕事が主流だからです。
その型をおさえないで仕事をしているとクレームにつながったり、案件が取れなかったりします。
転職をせずにフリーランスになった人の多くは、クライアントから見たら正直コミュニケーションがしづらいです。
なぜかというと、ビジネス文章が使えなかったり、相手に分かるような文章でやり取りができないからです。
ある程度企業に属した方なら問題はないのですが、20代前半のうちにスクール卒業後フリーランスになると、ビジネス文章も身についてない、クライアントへの配慮の仕方が分からないという状態に陥ることが多いのです。
企業に属しているなら、そこで、先輩や上司が教えてくれればいいのですが、我流だと間違ったままになってしまいます。
といっても、自分でしっかり書籍での勉強や失敗を繰り返せば、なるとかなるので、心配になり過ぎる必要はありません。
ただ、一度自分を客観的に見ることは必要ですね。
失敗すると全て自分一人の責任になる
スクール卒業後は案件をこなしても失敗することが多いでしょう。
そして、その度謝罪することでしょう。それで済むなら全然マシな方なのですが、それでは済まない場合もあります。
Web制作フリーランスでは、特にバックエンドもできる場合は要注意です。
例えば、何百万という顧客データを移管する作業中にデータを紛失すると最悪何億円と損害賠償金を求められることがあります。企業からしたら、何年もかけて集めたり、何億円も投資したりしたものが全てぱあになるのですから、事業を運営するのも難しくなる場合も考えられます。
そういった場合、フリーランスである自分1人の責任になり、一生借金を返していく生活も想定できます。
逆に言えば、フリーランスはそういったリスクと戦いながら、仕事をしなければならないのです。
最初は案件の質が低い
最初は案件の質が悪いのは付きものです。
なぜなら、スクール卒業後、実務スキルもない、仕事のやり方もあまり分からない、いくらでもやるべきなのかも分からないなど、分からないことだらけだからです。
その分からない人に発注する人は当然安い金額でお願いするでしょう。
そして、安い金額で多くのことを要求するでしょう。
ですので、最初の方は案件の質がどうしても悪くなってしまいます。
稼ぐために苦手なこともやらなくてはならない
フリーランスは会社を1人で回しているのと同じ状態です。
企業なら、営業がいて案件をとってくきてくれますし、経理がいて税金関係の手続きをやってくれます。
しかし、フリーランスは全て1人でやらなければなりません。案件をこなしながら、収入へ繋げるために次の案件を獲得しに営業をしなければなりません。
そして、2ヶ月に1回の住民税の支払い、3月になると確定申告と税金の手続きがあります。といった具合に気を回さなければいけないことが多いです。
生活するためには、営業や経理が苦手でも一生やり続けなければいけません。
ただ、営業代行や税理士などに頼めばこれらの課題は解決できますが、ある程度稼いでからでないと難しいので、最初のうちは自分1人でやらなければなりません。
孤独



フリーランスは孤独です。これは身をもって感じています。
最初は会社の人との関係が煩わしくてフリーランスになったとしても、だんだん人との関わり合いが恋しくなってきます。
会社員の頃は、失敗しても仲間が支えてくれたり、うまくいったら一緒に喜んでくれたり、心の支えになっていました。
とても楽しかったと今でも思います。
一方、フリーランスだと失敗しても成功してもその場に感情を共有できる仲間はいなく、自分1人で機嫌を取らなくてはなりません。そうなると、だんだん人との温もりが恋しくなってくるのです。
やはり、人間としての嵯峨なのでしょうか?



哲学チックになってきましたね笑
ただ、コミュニティに入れば、同じ悩みを抱えているフリーランスの仲間と交流することもできます。
もちろん、飲みにいったりも。
ですので、もしあなたが今後フリーランスになって孤独に感じてきたら、コミュニティに入ることをおすすめします。
スクール卒業後Web制作フリーランスを目指す人に向いている人


以上のメリットデメリットから、スクール卒業してからフリーランスを目指す人は、こんな方が向いていると思います。
フリーランスは困った時に頼る相手が少ないので、自己解決力やキャッチアップ力がなければ難しいでしょう。
また、努力した分だけ成果が返ってきやすい仕事にはなるので、成果主義の方は向いていますね。
フリーランスを目指して稼ぐ場合のおすすめロードマップ


ここまででメリット、デメリットがある程度わかったと思います。
しかし、結局、スクール卒業後何をすればいいんだろうと悩んでいる方もいると思います。
そのため、ここではどうしたらフリーランスで稼いでいけるのかのロードマップを紹介します。
スクール卒業後フリーランスになるキャリアとしては概ねこの3パターンに分けられます。
副業のパターンも気になる人が多くいるかと思い、今回はロードマップの選択肢に追加しました。
難易度 | 稼ぎ幅 | 安定度 | |
転職し会社員を経てからフリーランス | ★ | ★ | ★★★ |
スクール卒業後すぐにフリーランス | ★★★ | ★★★ | ★ |
転職して副業しながら安定したらフリーランス | ★★ | ★★ | ★★★ |
それぞれフリーランスとして稼ぐにはどんなロードマップがいいのか解説していきます。
転職し会社員を経てからフリーランス
転職コースの場合、ミスなく安定した成果を出して、出世しスキルアップをすることが重要です。
ミスなく安定した成果を最初は出していくのがおすすめです。
btobとなるとミスしないことが重要になります。
そして、同時に低すぎる成果を出さないことも意識しましょう。
まずは、これらを意識して周りの人から信頼を獲得していくところからです。
また、企業の人事評価は減点方式です。
そのため、ミスしないこと、安定した成果を出すことが重要になるのです。
ミスが少なくなってきたら、先輩や上司への立ち回りを意識しましょう。
周りから仕事がしやすいやつだという立ち位置を獲得していきます。
例えば、仕事の進捗を細かく報告したり、言われる前に仕事をこなしたりなど、相手のストレスを極限まで減らすように振る舞うのが重要です。
ある程度立ち回りができてきたら、上司を飲みに誘いましょう。そこでは、高確率で案件を獲得できます。なぜなら、あなたは周りからの信頼ポイントが貯まっているからです。案件をもらい成果を出す→信頼を勝ち取る→飲みに誘うのサイクルで、少しずつ案件の質も上がっていき、求められるレベルも高くなってきます。そうすることで、スキルアップに繋がっていくのです。
ミスも少なく成果も安定し、先輩や上司からも信頼されている状態まで来たら、役職の話がくると思います。
そこで、役職に就くかプレイヤーを極めるかの選択する必要があります。
正直、ここの段階でそこそこ実力はついていると思うので、独立という選択肢を取るのもありですが、マネジメントや大きな案件に携わりたい気持ちがあれば、まだ会社員でいましょう。
話を戻すと、将来フリーランスを目指す上では役職かプレイヤーどちらかを選んでもいいと思います。
役職に就く場合、フリーランスになった時に、下請けに業務を任せていく際マネジメントする必要があるので、案件を円滑に回していくのに活きるでしょう。
一方、プレイヤーを極める場合、高いハードスキルが身に付くため、難易度の高い案件も受注できる可能性が高まり、単価アップに活きるでしょう。
おおよそ、3年〜5年で大型案件に携われると思います。
この大型案件に携わることですソフト面・ハード面のスキルが磨かれていきます。
役職に就いた場合、あなたがリーダーになってプロジェクトを進めることになるので、
誰に何を任せていつまでに実施するのかを決めて、進行が止まらないように円滑に回していく必要があります。
そうすることで、人の動かし方、プロジェクトの進行管理のソフトスキルが身についていきます。
フリーランスでチームを組んだり、下請けに外注したりすることがあります。納期に間に合わすようにどう指示を出すと円滑に進行できるかが重要になり、その際にだいぶ活きてくるスキルなので、大型案件に携わったら意識しておきましょう。
一方、プレイヤーを極める場合、とにかく一点集中でやるのがおすすめです。
あなたは役職者からアサインを決められ、指示を出される側です。
そして、大型案件では失敗できないため、社内の精鋭のコーダーやデザイナーが選ばれます。
また、大型案件では、新しい言語やフレームワークを学ぶ必要が出てくるので、その後のスキルアップにも繋がり、多くの人が手を挙げます。
そこに携わることができたなら、プレイヤーとしてのハードスキルを極めることができるでしょう。
フリーランスの市場では、単価が高いほど希少性の高い人が選ばれていきます。そして、希少価値の高い人は、高いハードスキルを持っています。そのため、ハードスキルを極めることでフリーランスになった際に、単価の高い仕事を受注できます。プレイヤーを選択した場合は、この点を意識しておくといいでしょう。
ここまできたなら、いよいよフリーランスの準備をしていきます。
正直、下の3つで十分だと思っています。
・ポートフォリオの作成
・開業届の手続き
・銀行口座の開設



ポートフォリオの作成方法はこちらの記事で紹介しています。
Web制作フリーランスとして活動するためのポートフォリオ作成方法を紹介!
準備についてはそこまで手をこる必要はないので、解説は簡易なものにとどめておきます。
会社員からフリーランスを目指す方はかなり大きなチャンスがあります。
それは、勤め先の企業と業務委託契約を結ぶことです。
要は、企業から案件を受け取ってその納品の数に応じて報酬をもらうことです。
会社員のように社会保険料や固定費などがかからないため、企業側は報酬を天引きせずにそのまま支払います。
ですので、会社員より収入は増えますし、安定して案件も受けることができるので、いいことづくめです。
ただ、企業は業務委託よりも社員の優先順位が高いため、案件はどうしても社員の次になってしまいます。また、業務委託契約を結ぶのも、大型案件に携わったり、大きな成果を残していないと正直厳しいです。考えれば、当たり前ですが、企業側も契約するそれなりのメリットも必要ですので、あまり仕事ができない人にわざわざ仕事を任せないですよね。なので、このステップの順番で解説しているのです。



詳しくはこちらの記事で解説しています。
以上が、ステップアップの流れになります。
転職する場合は、地道に成果を上げ、フリーランスになった時にどのように活かしていくか逆算して行動していくのが重要になります。
転職した後の話が前提ですが、そもそも企業の選び方ってどうすればいいの?と疑問に思っている人も多いと思います。そこで、企業の見極め方で1つ重要なことを紹介します。
会社が公開している決算書の経常利益を確認することです。上場企業の場合、決算公開というものが必要になり、1年間に会社がどれだけ利益を残せたか、どれだけ支出があったか、もしくは今期はそれだけの資産を保有しているのかを資料にまとめ公開しています。
特に、その中でも目を通しておきたいのが、損益計算書です。
損益計算書では、先ほど挙げた経常利益というものやどれだけ売り上げがあるかが載っています。
そして、なぜ損益計算書の経常利益を見るといいのかというと、その会社の成長性や受け取れるボーナスの可否がおおよそわかるためです。
ちなみにこちらの金融庁のサイトで確認することができます。
https://disclosure2.edinet-fsa.go.jp/week0010.aspx
目安は売り上げの5%です。
中小企業の平均が3%なので、5%以上だと安定していると言えるでしょう。
そして、5%以上もあると新規事業を実施する余裕もあるので、投資が積極的で成長していく確率が高いです。また、基本的にボーナスは経常利益つまり、売り上げから支出を引いて最終的に残った利益から分配されます。
ですので、転職してボーナスを貰いたいなら、経常利益5%以上の企業を選ぶといいでしょう。



まあ、正直企業に勤めるならボーナスはもらいたいですよね笑
スクール卒業後すぐにフリーランス
スクール卒業すぐにフリーランスになる場合は、焦らず、まずは無料でもいいから実績を作ることが重要になります。
先ほども紹介したやつですね。ただ、ポートフォリオは入りません。
なぜなら、最初は友人や知り合いから受注してそれをポートフォリオとして活用することを推奨するからです。
・開業届の手続き
・銀行口座の開設
ポートフォリオがあっても急に案件を獲得はできるわけではありません。
なので、最初は友人や知り合いに声をかけていきましょう。
声をかけると驚くことに割とサイトが欲しいというニーズが転がっていて、受注できます。
大切なのは、どうせ友人や知り合いに声をかけても受注なんてできっこないと思わず、ワンチャン仕事につながるかもしれないと考えることです。
そして、顧客が友人や親戚等である場合、ある程度状況に配慮して貰える場合も多く、納期にも余裕があるケースが多いです。そのため、初案件にはもってこいなのです。今後のことを考えれば、3つ以上は実績が欲しいですね。
ここで獲得したいくつかの案件をポートフォリにしましょう。
0から受注して納品までするという過程があるのでポートフォリオの質も高いと思います。
プログラミングスクールを運営している会社では、Web制作事業をしている場合がかなり多いです。
なぜなら、その会社も元はWeb制作や開発でプログラミングをやっていて、そこで得た知見をもとにスクールを開校したのですから、事業として持っていてもおかしくないからです。
また、企業とスクールの違いは、立場や関係性にあります。企業だと雇用者と労働者という立場で、自分たちが弱い立場でしたが、スクールではお客さんとサービス提供者という立場です。そのため、ある程度実績を積んで、成長した姿を見せるのも兼ねて業務委託契約を提案すると案外、締結できることもあります。
スクール側も生徒が成長して一緒に案件を回していくことは夢にまで見たことだと思いますし、冥利につきる気持ちだと思います。
ただ、卒業後実務経験もないのに、いきなり業務委託契約を結ぶのはスクール側としても怖く一緒に仕事はしてくれないと思うので、やめておきましょう。
先ほども、紹介した通り業務委託契約を結ぶことで、収入も安定してくるので、営業や事務に追われる日々は少なくとも回避することができます。時間的な余裕もきっと出てくると思うので、自己研鑽も怠らないようにしておきましょう。
以上が、ステップアップの流れになります。
スクール卒業後すぐにフリーランスになる場合は、最短で無料でもいいから案件を獲得し、その実務経験・実績をもとにポートフォリオを作成し、通っていたスクールに業務委託契約を提案して安定収入をまずは得ることが重要です。
転職して副業しながら安定したらフリーランス
転職とフリーランスのハイブリッド型になります。
副業では選択肢を広げることができるので、正直一番おすすめかもしれません。
ただ、本業の仕事おわりに副業ができる体力に自信がある方でないと正直おすすめしません。
先ほど紹介した通り、まずは無料でもいいので実績を作りましょう。
友人や知り合いに声をかけ、数件受注するところからスタートです。
といっても、勤め先の企業で実務をこなしながら、案件を進めることになるので、スクール卒業してすぐ実務をやるよりは、やりやすいと思います。
それに、納期にも融通がきくので、本業が終わった後にあまり時間を確保できなく、スケジュールが後ろ倒しになっても、失注することはあまりないです。
ですので、副業もしながら高確率で納品することができ、実績作りにもってこいです。
ポートフォリオを準備しましょう。
無料で受けた案件をもとにポートフォリオを用意します。
まずは、3つあれば十分です。
具体的にはこちらの記事で解説しています。
正直、クラウドソーシング案件はあまりおすすめしていないのですが、副業をするとなるとアリかなと思っています。
競合が多く案件の応募倍率が100倍を超えることなんてざらで、金額も極端に低いです。
ですが、副業なので最初から多く稼ぐことはしなくてもいいと思っていて、ワンチャン受注できたらいいなくらいでいいと思います。すでに転職した企業で実務経験は積めているのですから、プラスアルファくらいの感覚だと挫折しにくいでしょう。
また、自分の市場価値を査定するのに使うのもありですね。
本業で実務経験を積み、ちょくちょくポートフォリオを更新して案件に募集すると、少しずつ案件を獲得できると思います。ただ、クラウドソーシングはだいぶ競合が多いので、「本来の自分の市場価値>案件の契約」くらいの感覚です。
クラウドソーシングで月3万円くらい稼げるようになってきたら、おおよそ受注してからヒアリングして納品するまでの流れはつかめている頃だと思います。
そのため、次のステップとして月10万円を目標にしてみましょう。
月10万円だと副業の範囲内ならクラウドソーシングだけに頼るとかなりキツくなってくるので、少し高単価を狙って紹介案件も獲得していく必要があります。
最初のうちに友人や知り合いに声をかけて受注した案件から、再度声をかけていくとおそらく1件くらいは紹介をもらえると思うので、おすすめです。
というのも、最初のうちに無料で納品してくれるようなサービス精神溢れる人に紹介の声をかけられたら、相手も紹介したくなりますし、周りに声をかけてくれるものです。最初に我慢したことが果実としてここで実って返ってくるのだと思います。
また、月10万円を3ヶ月ほど継続して稼ぐことができたら、いよいよ独立してもいいのかなと思っています。
隙間時間で10万円ほど安定して稼げるのであれば、最悪案件を獲得できなくても、バイトで食い繋ぐことくらいならできます。
ここまできたら、あなたは人生の選択肢が多いに広がります。
以下の3つの選択肢のいずれかを取ることができるでしょう。
・勤め先と業務委託契約を結ぶ
・スクールと業務委託契約を結ぶ
・独立する
・勤め先と業務委託契約を結ぶ
正直、本業をしながら、副業で月10万円も稼げると正直レベルとしてはかなり高いです。
そのため、企業も業務委託契約を断る可能性は低くはないでしょう。ただ、その企業でのポジションがあまり良くなかったり、そこまで成果を残せていない場合は、期待できないと思います。
・スクールと業務委託契約を結ぶ
自分で月10万円稼げるくらい実務の案件をこなしていればスクールと業務委託契約を結ぶことも可能でしょう。
レベルとしては、本場のWeb制作企業ほどではないと思うので、求められるスキルも高くないですし、狙い目かも知れません。ただ、卒業してからあまり期間が空いていると、期待値は少し低いですね。
・独立する
正直、ここまで来れば独立しても失敗する可能性は低いと思います。
ただ、業務委託よりも安定して案件を獲れるわけではないので、どれだけいいものを納品して紹介してもらえるかの勝負になります。ソフト面・ハード面両方のスキルに自信があるなら独立してもいいでしょう。
いずれかの選択肢をとっても十分フリーランスとして年収を大幅に上げることは期待できると思います。
後悔のないようにしっかりと吟味し、自分に合った選択肢を選びましょう!
以上が、ステップアップの流れになります。
転職して副業しながら安定したらフリーランスになる場合は、焦らずに受注できたらいいなくらいで構えておくのが重要です。また、勤め先かスクールかどちらかと業務委託契約を結び、安定収入を得ていくのがいいのかなと思っています。
フリーランスで年収1,000万円を超えるには?
先ほどのロードマップでは年収1,000万円が限界となります。
なぜなら、一人でできる案件数には限りがあるためです。
1,000万円の壁を超えることができる人は上流工程つまりディレクション業務に比重を置いています。
ディレクション業務とは、各作業工程の管理を行うことです。
基本的に自分は作業はせず、コーダーやデザイナーに外注し、クライアントとのやりとりに専念します。
なぜ、ディレクション業務に比重をおくかというと、
web制作の案件は基本的には自分一人で行うもので、コーディングやらデザインやらの作業で時間がかかってしまいますが、
ディレクション業務の場合、自分はクライアントとのやりとりと外注先の管理に専念すればよくなり、慣れてくると受注できる案件数を5倍は増やすことができます。
ただ、外注先に報酬を支払うのは自分であり、クライアントから受け取った報酬から外注先に支払った金額を差し引いた金額が自分の収入になるので、1件あたりの受け取れる案件は低くなることもあります。
また、よくある下請け構造の仕組みとしては、最初200万円で1次請けが受注する→100万円で2次請に外注する→50万円で3次請けに外注するといったように、どんどん中抜きして外注し、その差分を自分たちの報酬とするといったものになっています。
そして、ディレクション業務で重要なのが、いかに優秀なデザイナーとコーダーを見つけることができるかです。
この優秀なデザイナーとコーダーの人脈が多ければ多いほど、年収は増えていきます。
また、デザイナーとコーダーも育っていくので、クオリティも安定してきて、外注先の管理に時間を割かなくてもよくなります。
そうすることで案件数も増やすことができるのです。
まとめると、年収1,000万円の壁を超えるためには、ディレクション業務に移行し、優秀なデザイナーとコーダーを見つけ外注していくことが重要となります。
これを実現できると年収1,000万円の壁を超えることはそこまで難しく感じることはないでしょう。
まとめと雑談
今回の記事いかがでしたでしょうか?
制作会社への就職かフリーランスを目指すのか、迷ったら明確なゴールを決めてゴールから逆算した手段を選んでいくのが良いと僕は思います。制作会社への就職を選ばれる方の大半は自身の制作スキルというよりも、営業や実務経験の無さへの不安から漠然と就職を決められていますが、今は就職という手段を取らずとも営業を学んだり実務経験を積める環境もあり、フリーランスへの敷居は昔に比べて低いように思いますので、ぜひご自身にあった環境を選択されてみてください。
ちなみに僕は最近風邪で寝込んでました。納期を後ろ倒しにするわけにはいかないので、体調管理が人一倍シビアになるのもフリーランスの難しい点かもしれません。それにしても引き籠って仕事していただけなのに、運動不足も免疫力が下がる要因なんですね。トホホ…