【Web制作で年収1000万円】全ての人はこれを読め!誰でも分かる初心者からディレクターまでの完全ロードマップ!

お久しぶりです。らいちです。

Web制作を学習される方々のそれぞれの考えは千差万別ですが、具体的目標としては、副業やフリーランスとして在宅で収入を稼ぎたいという方が多いのではないでしょうか?

実際に僕もフリーランスになりたくてWeb制作の学習を始めました。

しかし、実際にどのように学習し、独立し、収益化し、収入を安定させ、伸ばして行けば良いのか具体的に分からないという方も多いと思います。

それはそのはずで、誰もそのことに言及している方はいないからです。

何故なら具体的な手法を詳しく伝えてしまうと、模倣されてしまい、結果本来自分が稼ぐはずだった利益を失うことにもなりかね無いからですね。

らいち

それが分からなかった当時の他責思考だった僕は、具体的なことは一つも言えないなんて嘘つきでケチな人ばかりだ。本当にWeb制作を勉強すればお金になるの?と思っていました(笑)

ですがまあ今でも具体的なことを言わずに偉そうに発信している方に対しては同じ気持ちを持っています。
なのでこの場を借りてはっきりと言います。「Web制作は稼げます!」

ではどのような流れで?

今回はそんな話を、具体的ステップに分け、全ての工程を詳しくしていきたいと思います。

正直これを作成するために使った時間や、今後この知識を使って稼ぐ人が現れることを考えると全てを無料公開するのは赤字でしかないですが、皆様のご期待にこたえ、有料でもしょっぱい情報しか出さないWeb制作業界に、僕が楔を打ち込みましょう!

これさえ読めば、誰でも今日から何をすればいいか全てわかるはず!

読み終わるころには具体的な収益化の全てが分かっていることでしょう。

総文字数4万字。まさに永久保存版です!

ぜひ皆様のそれぞれのレベルに合わせて読み飛ばし等されてみてください。

らいち

何が分からないか分からない状態の方は、最初から全て読むこと!

目次

コーディングとデザインの学習すべき順番と必須スキル

まず大前提としてWeb制作の学習にも大きく分けて2種類ありますよね?

そう!コーディングとデザインです。

どちらから学習するかで迷われる方も多いと思いますが、コーディングにアレルギーがないのでしたら、まずはコーディングから学習することをお勧めします。

詳しくはこちらの記事で胸焼けするほどしっかり解説していますので、ぜひご参照ください。

ちょっと待って!デザインから学習すると収益化は難しい?コーディングから学習したほうがいい理由とは

ざっくりお伝えすると、デザインは収益化のポイントが読みづらく再現性がないためセンスがないと難しい。

また、競合も多く固定費もかかってくるので、まずは堅実にコーディングで収入を安定化させてからデザインの学習に投資し、実績を作り、下流工程を理解しコーダーとトラブらないデザイナーを目指しましょう!というお話でした。

学習は下流工程から上流工程へ

僕がこの記事の流れで抑えてほしいと思っている点は、下流工程から学んでいきましょうということです。どんな分野でもそうだと思います。

剣道で例えるとするならば、竹刀を持ったこともないのにいきなり試合を始めることはないと思います。まずは防具のつけ方、竹刀の持ち方、型稽古から入るでしょう。

Web制作も同じです。ですがなぜかWeb制作の学習となると、下流工程であるコーディングをすっ飛ばしてデザインの学習から入る方がとても多いのです。

僕もそうでしたが、コーディングってどうしても難しそうなイメージがある反面、デザインなら直感的で分かりやすそう!センス次第で積み上げを崩して逆転できそうなイメージもありますよね。

もちろんデザインにセンスは存在します。

ですが僕の経験上積み上げてきた努力を一瞬でひっくり返してしまう天才には今まで一度もあったことはありません。デザインのセンスというのはほかの人よりはいくらか習得や上達が早いという掛け算でしかないので、元の経験が0なら何をかけても100になることはないのです。

それに実はデザインは簡単そうに思えて、毎回一からデザインを作ることになりますし、ヒアリングややり直しも多く、おまけに実装なしのデザインだけの案件は意外に少ない等、実はコーディングよりずっと難しい点も多分にあるのです。

とは言ってもコーディングにもある程度適正はあります。

嫌いだと思うことを続けていては上達はより難しくなりますので、コーディングに少し興味の出た方は、まずは以下の無料サイトでhtml、cssの習得から始めてみましょう。

ドットインストールプロゲート

コーディングを学習する順番と理由

コーディングとデザインの学習すべき順番と必須スキル

さて、では具体的にコーディングってどこから学習したらいいの?となりますよね?

なぜなら一口にコーディングから学ぶべきと言っても言語は以下のように色々とあります。

C言語・Java・SQL・Python・R・JavaScript・HTML・CSS・Ruby等

らいち

そこで最初は、まずHTML、CSSを抑えることをおすすめします!

なぜならHTML、CSSはプログラミング学習において必要不可欠であり、普段見るWebサイトは基本全てHTMLとCSSから出来ているからです。

それになによりコードも分かりやすく理解しやすいため、最初の取っ掛かりとしては非常にオススメなんです!

HTMLとCSSの勉強の話をする前に簡単にHTMLとCSSの役割や特徴について簡単に押さえておきましょう。僕は最初これすらよくわかってませんでした。

まずHTMLとは、HyperText Markup Languageの頭文字を取ってHTMLと呼ばれます。で、何がハイパーテキストかと言いますと、単純なテキストの羅列だけでなくリンクを用いることで、関連した情報同士をつなぎ合わせ文章をマークアップしている言語。だからです。

分かりにくいですよね…

要は、ただ文字を書いているのではなく、そこにリンクを紐づけして情報共有を行うネットワークを構築しているもの。といった認識で大丈夫です!

次に、CSSとはCascading Style Sheetsの略称で、ざっくりお伝えすると上記のHTMLで書いたものをスタイリングしていく役割を持つのがCSSというわけです。

機能を要約すると以下のようになります。

HTMLとCSSは、Webページ全体のデザインを構成する役割がある。

HTML:見出し・本文・文字・ボタン・段落・表・画像の要素を表示させる
CSS:HTMLの要素に色・大きさ・配置などのデザインの設定を加える

ただし、実際はHTMLだけでWebページの構成を作成することは可能です。

ですが、CSSでデザインを組み込まないと、文字と背景の色味やデザイン性のない文字、変化のない配置で表示され、綺麗なWebページになりません。

ですので、HTML、CSSどちらも学習していく必要があるのです。

HTML、CSSの次はJavascriptを学習する

HTML/CSSを理解した後は、Javascriptに挑戦すると良いですね!

Javascriptとはざっくりいうと、サイトに動きをつけられるプログラミング言語のことです。

このJavascriptをなぜ学ぶ必要があるかというと、Webサイト自体はHTML、CSSで作成できますが、それだけだと動きのない単純で飽きやすいサイトになってしまいます。

ですが、JavaScriptを活用することでWebサイトの動きを与え、ユーザーに興味を惹かれるWebサイトにできるのです。

そのため、世の中にある多くのWebサイトでJavaScriptが利用されています。

要はJavascriptを使うことでHTML/CSSなどで作ったWebサイトに動きを作ることが出来るようになるということだけ抑えておいてください。

Javascriptになると学習が難しくなる理由

ただ、このJavascriptは一般的に難しいと言われがちです。

HTML、CSSまではマークアップ言語と呼ばれ、実は厳密にいうとプログラミング言語ではありません。

ですが、Javascriptはプログラミング言語ですので、ここからよりプログラミングチックになり一気に難しくなります。

難しくなる具体的なポイントとしては、以下のようなものがありますね。

・条件分岐

・ループ処理

・関数

等が出てくるからです。

このあたりはHTML、CSSには出てこないです。

※phpにも出てきます。

らいち

Javascriptは難しいため、まず最初はJavascriptのライブラリのjQueryを使ってコーディングしていくのをオススメします。

Javascriptの複雑な記法を数行にまとめて実装できるのがjQueryの良いところですね。

ただjQueryはコンフリクト(プログラム同士が絡みあって機能しなくなる状態)になりやすいため、Javascriptを覚えることによってコンフリクトを避けることができます。

上記のHTML、CSS、Javascriptを一通りマスターすれば、コーディングして、動きをつけて、といったような基本的なWebサイトは作ることができるようになります。

ワンポイントアドバイス:コーディングのコツ

それはただただやること。です!色々と機能や役割、何のためにというところを知りたくなり、色々調べてはみるけど意味がよくわからず混乱する方もいると思いますが、数学の勉強を思い出してみてください。誰もなぜ二次方程式が、因数分解があのような数式になっているか、なぜ機能するのか意識していませんよね。

でも、とりあえず数式を覚えてしまえば出来るようになる。

コーディングも、同じようなものだと思ってください。とにかく実践していけば知識も身に付きますし、出来るようになります。

まとめ

HTML、CSSとはコーダーが学習すべき基礎的なプログラミング言語。
普段見るWebサイトは基本全てHTMLとCSSから出来ている。
Javascriptは、HTML、CSS等で作ったWebサイトに動きを作ることが出来る。

らいち

HTMLとCSSを不安なく触れるようになってきたら、次はいよいよWordpressの学習を始めていきましょう!

WordPressについて

WordPress

WordPressとはまず何か簡単に説明すると

WordPressは、PHPという言語で動いているシステムでCMS(コンテンツ・マネジメント・システム Contents Management System)と呼ばれるWebサイト作成ソフトウェアの一つです。

MySQLというデータベースと連携することで、ブログのように簡単に更新できる動的サイト(動きのあるサイト)を構築できます。

WordPressは世界のwebサイトの数が17億(2024年時点)を超えるといわれる中で、実に43%もの割合を占めているソフトウェアです。

なぜこれだけの数Wordpressで構築されているかというと「動的サイトを簡単に作成できる」こと「拡張性に優れている」ことが上げられます。

そのため、世界中の企業HP等にも用いられ、世界でもっとも人気のあるWebサイト作成ツールなのです。

ちなみに僕のこのブログもWordPressですね(笑)

従来はPHPなどの専門知識がないと作れなかった動的サイトが、WordPressとデータベースとの連携をするだけで簡単に作れるようになります。

さらに、モバイル対応など、アクセスした端末に合わせた表示変更も容易です。(スマホ、PC等によって表示の縮尺等は変わりますよね)

ですので、WordPressを学習することは、Web制作を行っていくうえで必須となります。

ワンポイントアドバイス:コーディングは基礎が重要

コーディングは積み木のようなものです。まず基礎、土台をしっかりと積み重ねていかなければ上に積んでいくことは出来ないのです。

ですので最初のHTML、CSSの学習が大切になります。その基礎をしっかりと抑えたうえで

WordPressの学習に入ると良いでしょう!それにWordPressで独自カスタマイズをおこなうには、HTMLやCSSなどの知識が必要なため、まずはHTML、CSSを学習してください。

コーディングの解説を個別具体的にしていくときりがないのでここでは省きますが、是非以下の記事も参考にしてみてください。

プログラミング言語を学ぶ上で出てくるAPIとは?APIの基礎と使い方について解説!

まとめ

コーディングの学習は、HTML、CSS、Javascript、Wordpressの順番で始められるとベスト!学習は根気よく基礎から積み上げることが大切。

営業知識とクライアントワーク

営業知識とクライアントワーク

ここまででコーディングの学習順序や基礎知識についてはひと段落しました。

では次はいよいよデザイン…の学習に入る前に、まずは営業やクライアントワークの知識を身につけましょう!

なぜ、コーディングの学習を終えてすぐに営業やクライアントワークについて抑えていく必要があるのかこれから解説します。

らいち

結論、デザインを学ばなくても上記のコーディングスキルを抑えることができれば収入を得ていくことは十分可能だからです。

上記で紹介したコーディングスキルでしっかりと実務をこなしていけるレベルになれば、大まかですが、年収はざっくり300~400万円程度を見込んでいくことが出来ます。

これは30代の平均的な年収を超えているので、経済的にも少し安心感も出てきますね。

またデザインの学習やツールを使用するには固定費がかなりの金額かかってきます。

Illustrator(イラストレーター)もPhotoshopも無料ではありませんので。

さらにいうとWeb制作は実績の世界。ですのでコーディングの次はデザインの学習に終始するよりもまずは、コーダーとして実績・収入を作りデザインの学習に投資する資金・時間を確保することが大切なのです。

営業とは?その具体的なスキルについて

では本題の営業知識について。

まず大前提として、Web制作にもハードスキルとソフトスキルの二種類があります。

ハードスキルとはHTML、CSSや、Wordpress、PhotoshopやIllustrator等のコーディングやデザインの実務スキル。

ソフトスキルとは、営業やクライアントワークの知識やコミュニケーションスキルのことを指します。

そして当たり前ですが、この両軸が高い次元で両立されていないと、Web制作者として収入を得ていくことは厳しいです。

「コーディングやデザインは出来るけど見積の出し方が分かりません!」「営業して案件を引っ張ってこれたのですが、デザインやコーディングが出来ません!」これではとても仕事にならないですよね。

ですが恐ろしいことに、意外とここを意識できていない方は多いです。

今デザインやコーディングを学習されている方、または学習がひと段落して営業に入ろうとされている方、営業にどのような種類があるか具体的に把握されていますか?見積の作成の仕方、出し方、相場の単価、ヒアリングシートの作り方、進捗報告資料の上げ方、打ち合わせの進め方、納品前のチェック項目や追加作業の費用の交渉の仕方は?本当に把握していますか?

別に攻めたいわけではありません。

僕も最初は分かっていませんでしたし、教えてくれる方や環境もなかなかありませんよね。

ですが、大半の方の目標とするところは、収益化すること。
つまりお金に変えることだと思います。
そのための手段の一つとしてコーディングやデザインを学習される方がほとんどです。

ですが学習を進めていく度、コーディング出来るようになること。デザイン出来るようになることが目的目標になってしまい。本来の目標である収益化がすっぽりと頭から抜け落ちてしまうのです。

そしていざ学習を終えるとなったタイミングで、あれ?営業ってどうするんだろう?となり情報収集を始める。
しかしこれでは遅いんです。
目的目標をしっかりと意識して取り組むから最適な選択を選んでいけるというもの。
ですので、学習段階からハードスキルだけでなくソフトスキルの知識を得ていきましょう。

営業の詳しい知識や実践法はこちらの記事を参照にしてください。

Web制作で案件獲得する方法は?これさえ読めば全てが分かる。営業ガイド完全版!

営業はまず業務提携を目指そう!

営業と業務提携
らいち

結論からお伝えすると、高収入を目指していきたいのなら
まずは制作会社との業務提携を目指してください。

それが最も効率が良い方法だと断言できるからです。

これは僕以外に言っている人をほとんど見かけません。

大半の方が「まずはクラウドソーシング系で実績を〜」と言いますが、はっきり言うと実績と呼べるような案件は少ないです。

僕が制作会社との業務提携を進める理由としては、別に僕が元々制作会社に居たからとか、回し者だからとかではなく、単純にメリットが多いからです。

以下で具体的なメリットを解説していきます。

メリット1:収入が安定化すること

まず一点目のメリットとして挙げられるのが「収入が安定化すること」です。

副業やフリーランスを目指す場合、一番リスクに感じやすいのはやはり収入が安定しないことではないでしょうか?

そのためにノウハウも無いのに無理にエンド営業を進めて失敗するケースや、クラウドソーシング系でやりがい搾取されている方も散見されます。

ですが業務提携をすることでこの不安を払拭することができます。

まず、制作会社に所属しているディレクターと呼ばれる役職の方がフリーランス等に案件を振っているというのが構造上正しいのですが、その上でディレクターとしても面倒くさいというのがあります。

では、一体何が面倒かというと、例えばディレクターが新規のデザイナーと繋がったとします。
しかし、ディレクターとしては、その新規でつながったデザイナーがどのような性格でどれくらいのスキルレベルがあり、どのような案件が得意、もしくは苦手で、どのくらいの納期に対応できるか等把握しておかないと自社の案件を共有することは難しいですよね?

そのため、新規に繋がった方の上記のような事項を把握して、案件を通してテキストや対面でのやり取りを繰り返し行い、信頼関係を築き、無事案件を納品した。となったタイミングでまた一から別の方と新規に繋がって関係構築をして…これはとても面倒ですよね。

ですので、ディレクターとしてもしっかりと案件を納品してくれて信頼関係を構築できる方には案件を定期的に渡していきたいという心理が働きます。
まあようは優秀な方を戦力として囲っておきたいということですね。

このような状態になれれば定期的に案件の依頼が来る体制を作っていける=収入が安定します。

もちろん最初は月に5〜10万円程度の収入になるでしょう。
しかし、この金額が定期的に入ってくる。
収入の見通しがある程度効くというのは大きなアドバンテージになります。

「最悪失敗してもこっちの収入があるからエンド営業に挑戦してみよう」はたまた「じゃあWeb制作での収入ができたからもっと学習に投資して、より高い難易度の案件に挑戦してみよう」等心理的安全性が確保されることで、より視野を広く活動していくことが可能になります。

それに資金は動いていく体力です。まずは体力作りから!どの部活でも同じですね!

メリット2:自分で営業しなくていい

メリット2点目はずばり「自分で営業しなくていい」こと!

正直これが一番大きいです。

らいち

忖度なく言います。営業は本当に大変です!
大半の方は普段の生活の中で営業を意識することはあまりないですよね?
そんな方がいきなり見ず知らずの他人に営業しなければならないのです。心理的抵抗も大きいですよね。

ですがそれだけではありません!

営業をしていて僕が一番大変だなと思うことは、徒労に終わるケースが多いことです。

例えば、案件獲得のため異業種交流会に参加しよう!となるとしますよね。

そのために名刺を用意し、片道1時間かけて出向き、様々な方と話し、営業したとしても、その場に潜在的な顧客層がいないこともざらです。
ですので、それでも案件を取れないことのほうが実際ははるかに多いのです。

当たり前ですが営業に100パーセントはありません。

しかし業務提携ならば、自分でこの営業を行う必要がありません!

なぜなら、制作会社が抱えている既存の案件を、代わりに対応することになるからですね。

ですので、これは非常に心理的にも楽ですし、時間のロスもありません。

なにせ家で寝っ転がっていても案件が来るわけですからね。

なので、本来営業に使っていた時間を本当に営業に使い、案件をさらに確保することも、はたまた営業につかっていたはずの時間を英気を養うためや、学習する時間にあてることもできるのです。

何より営業のことを考えて憂鬱になる必要もありませんし、業務提携していく中で、どのように営業していけばよいか、学ぶ機会もあります。

メリット3:目の前の業務に集中できる

メリット3つ目は「目の前の業務に集中できる」ということです。

例えば、エンド営業やクラウドソーシング系では、繋がったお客様とテキストのやり取りをするのも、打ち合わせをするのも、見積を作るのも全部自分の仕事ですよね。

ですが、業務提携ならそういった部分の大半をディレクター含めたほかの方が巻き取ってくれます。
結果、ほかの営業法であれば本来自分でしなければならなかった業務をしなくてよくなり、結果稼働時間がさらに確保できるようになるため、収入や実績をさらに作っていくことが出来るようになります。

また、どうすればよりお客様からの返信率が上がるのかといった具体的なテキスト内容や、打ち合わせでコミュニケーションロスを減らすための要点、見積や進捗報告資料のまとめ方など、営業やクライアントワークに必要なあらゆるノウハウを学んでいくことも可能なのです。

メリット4:最短でスキルアップできる

メリット4つ目は「最短でスキルアップできる」です。

エンド営業では、案件の難易度を客観的に把握することが難しいです。

そもそも、自分のスキルレベルや市場価値すら客観的に把握できていない方が多いので、僕も経験がありますが、無理に背伸びして案件を受けてしまい、結果損害賠償を請求されるケースなどもあります。

フリーランスWeb制作者が知っておくべき炎上案件と対処方法

逆にクラウドソーシング系などのように単価も安い代わりに難度の低い案件をいくらこなしてもスキル・市場価値や収入アップにはなりません。

ですが業務提携であればディレクターがおり、各々のスキルレベルに合わせたちょうどよい、頑張ればギリギリこなせるレベルの案件を振ってもらえます。
ぶっちゃけこれが一番スキル・収入を上げるには効率がいいです。

なんでもそうですが、頑張ったら何とかできた!を積み重ねていくことが一番の近道だと感じます。

さらにもし案件で失敗しても、全部自分で回していかないといけない他の手法とは違い、制作会社には他のコーダー・デザイナーはたくさんいます。
いざとなったら助けてもらうことも可能なのです。

そうして、最短で実績を積むことが出来れば、より単価の高いtoBの営業にも入っていくことができます。

メリット5:業務提携しているという看板がとても強い

メリット5つ目は「業務提携しているという看板がとても強い」ということです。

業務提携しているということは、制作会社から実力のお墨付きをいただいている状態です。

つまりエンド営業をしていく際にも「制作会社の案件も対応しているんですね!安心ですね!」とエンドクライアント様に安心していただきやすいため受注率も上がりますし、ほかの制作会社に業務提携を持ち掛ける際にも「○○さんとも業務提携してるんだ!じゃあうちともお願いよ!」と言ってもらいやすくなります。

要するに法人と取引実績のあるフリーランスは重宝されるということです。

業務提携のデメリット

もちろんメリットだけでなくデメリットも存在するので紹介すると、直接顧客に営業するエンド営業と比べ、間に制作会社が介在する関係上どうしても単価が低くなる傾向があります。

ただしものすごく下がるか?と聞かれるとそうではなく、同じ案件がエンド営業であった場合と比較して、
大体15〜45%程度下がる印象ですね。

むしろ、メリットデメリットを考えると、最初は業務提携で、スキルを身に着けてからゆくゆくエンド営業に入っていくというのが勝ち筋だと僕は考えます。

営業初心者が陥りやすいミスのパターン

初心者が陥りやすいWeb制作をやめていくパターンとして、営業のやり方や必要なスキル・知識も分からないため、
クラウドソーシング系に登録し、案件を受注していくが、その中でトラブルを抱えてしまったり、何とか納品を終えても単価が安すぎて、自分の目標収入を得るためには、あと5~10倍稼働しなければならないと気づき、絶望してしまうケース。

もしくは、クラウドソーシング系で安定した収入を得ていくのは厳しいと気づき、エンド営業をするしかないと決意して日に営業メールを100件頑張って送ってみたりするケースがあります。

クラウドソーシング系の場合はせっかく頑張って取れた案件だし実績は欲しいからと無茶ぶりにも対応してしまう。
中にはテストと偽って無料で実務を対応させる輩までいますからね。

エンド営業でも、よく営業メールとにかく送りまくれ!って無責任に教える人もいますが、どのような顧客に・どのような文章で・どのような時間帯に・どのくらいの量送れば返信率が高いかも分からず、また少しでも早く実績や収入を得るため焦って空回りしてしまい、結果的に一つもヒットせず意気消沈してしまう方も多いです。

そもそもそんなやり方では再現性がなさすぎるんですね。

僕が思うに、最初は自発的に学んでいける環境をいかに作るかが大切になるので、身を守る知識を手に入れるためにも業務提携という後ろ盾を確保していくことがおすすめなんですね。

まとめ

まとめると、

業務提携をすることで、
収入の見通しは効き安定しやすく、苦手な方の多い営業をする必要がなく、
営業で必要な具体的なスキルを学んでいくことができ、仕事の約半分をディレクター等に丸投げできる。
そのため、目の前のコーディング・デザインに集中していくことができる。
それにより、本来の倍の実務経験や収入を得ていくことができ、失敗しても大丈夫な環境のため最短で収入アップを見込め、業務提携しているというお墨付きを使い放題なので他の営業においても成約率が高くなる。
ただし、エンド営業と比較して単価が下がる傾向にある。

クライアントワークの重要性

クライアントワークの重要性

さて、営業の方針が定まったら次はソフトスキルのもう一つの重要な軸。

具体的なクライアントワークについて学んでいきましょう。

クライアントワークとは顧客管理。

つまりざっくりいうとお客様とのお仕事全般を指します。

そもそもなぜクライアントワークを抑える必要があるかというと、仕事の約7割はクライアントワークだから。です!

これはよく驚かれるんですが、実際に案件対応をしてみると分かります。

考えてもみてください。実際にPCの前でコーディングやデザインをしている割合よりも、お客様と繋がるため営業して、テキストでのやり取りを繰り返して、ヒアリングや打ち合わせをして~の方が圧倒的に割合が多いのは明白です。

ですので仕事の7割が出来ない。これでは仕事が出来るとは到底言えません。

どれだけコーディングやデザインのスキルが高くても、営業やクライアントワークが出来なければ収益化することは出来ません。

そして大半のフリーランスを目指す方は、このクライアントワークについて知らないor出来ない方が大半です。
ですので以下の記事を読んで、クライアントワークの中身についてしっかりと学んでください。

成り上がるためのtoBクライアントワーク大全〜全ては売上拡大のために〜

え?丸投げ感ありますか?

仕方ないです。この記事にクライアントワークの全てを書いてますから。

とにかく初心者の方がクライアントワークで意識すべきポイントは、即レスと、スプレッドシート等管理ツールを使った一元管理です。
ディレクターになるまで、プロレベルのクライアントワークは必要ありません。そちらについては後半で詳し〜く書いているのでそちらで解説しています。(普段のクライアントワークでも使える知識をまとめています)
あとは正直経験の中である程度は身についてきます。

その経験を得るための環境として、最初は業務提携をおすすめしているという背景もあります。
業務提携等を行い、ある程度クライアントワークや営業の中身についての知識を得ることが大切です。

では次はその業務提携をどのように行うのか。

まず多くの方が間違えている認識として、制作会社と業務提携するのだから制作会社に営業しよう!と考えて営業メールなど直接送る方がいますが、これは悪手と言わざるを得ません。

正しくは、制作会社に所属されているディレクターと呼ばれる方々がフリーランス等に仕事を振っているというのが構造上近いので、制作会社に直接営業するのではなく、制作会社に所属するディレクターに営業をしましょう!

それを分かっていないから多くの方は営業に失敗するのです。

ディレクターとの繋がり方

ではディレクターとはどうつながるのか。以下のように色々な方法がありますね。

例:異業種交流会に参加して探してみる。求人を探して連絡してみる。X等のSNSでディレクターと名乗るアカウントに営業してみる等

らいち

ですが今紹介した方法は、ぜ〜んぶおすすめしません!泣

何故なら経験上どの方法も確実ではないからです。

特にSNS上でよく見かけるディレクターと名乗るアカウントは、大半が偽物です。

なぜそんなことが言えるのか?それは僕自身が制作会社に所属していた経験があり、しっかりとレベルの高い、本物のディレクターと仕事をしてきて、その基準が自分の中にあるからです。

僕も独立したての頃はディレクターと名乗るアカウントの方とお話してきましたが、大半の方がディレクターと呼ぶにはあまりに拙い方達でした。

では一体この方々の正体はなんでしょうか?

実はこういった人のことを業界用語で伝書バト的ディレクターと呼びます。

あまり聞きなじみが無いかもしれませんが侮蔑的表現です。

ざっくり説明すると、先ほど営業含めたクライアントワークが仕事の大半を占めるというお話をしましたよね?こういった方々はコーディングやデザインは出来ないorあまり知識が無いが、営業やクライアントワークの経験はあるので出来る!という方々です。

なので案件を取ってくることはできるが、自分で回すことはできないため、案件を獲得し他のコーダーやデザイナーに仕事を振っていくことになります。

で、何が問題かというと、そもそもディレクターと呼ばれる役職はコーダーやデザイナーと顧客をつなぐ橋渡し的存在であり、業務を円滑に進めるための管理を行う仕事になります。
例えば、現場でレスポンシブの際に問題が発生したとしましょう。
そうするとディレクターは問題に対処するため適切な人員を配置したり、解決策を探りながら、フォローを行いつつ、顧客にも状況を伝え不安を与えないよう業務を管理していく対応力も求められます。

つまり、コーデイングやデザインといった下流工程の知識が必須なのです。

よって野球選手等もまたそうであるように、大半のディレクターはまずプレイヤー(コーダーやデザイナー)を経験したのち監督(ディレクター)となります。

ですが伝書バト的ディレクターと呼ばれる方々は、コーディングやデザインはできません。

なのでいざ現場で問題が発生しても「そうなんですね」と問題に対処することなく(できないため)そのまま現場で起きたトラブルをクライアントに伝えます。

これでは間に立ってただ利益を中抜きしているに過ぎず、ディレクターとして役割を果たしているとは到底言えません。

要するにコーダーやデザイナーからクライアントへただ伝言ゲームをしているだけで、間にいても何も変わらないことから書簡を運ぶハトに例えて「伝書バト」と呼ばれるわけです。

で本題ですが、この伝書バト的ディレクターがSNSには頻出しています。
そしてもうお察しの通りこういった方と、駆け出しのフリーランスが一緒に案件を行うと高確率でトラブルになります。
もっと言うと最初に問題把握をするのはこの伝書バトになるので「修正しようが無いな」と判断したタイミングで飛び立ちます。

まさにハトですね🕊️

伝書バト的ディレクターの見極め方

ここまでお伝えして不安になられて方もいらっしゃると思うので、見極め方もご紹介しておきます。

よく居ませんか?「頑張ることが大切」みたいなマインド系の発信ばかりされている方、引用ポストを多用して一言だけ「これが大事」とかつぶやいている方。

プロフィールやポストを見ても具体的な実績が何一つ分からないのにディレクターと名乗っている方。
こういった方々はデザインやコーディングの経験が無いのでこのような発信しかできないのです。
少しでも経験があれば、打ち合わせの内容やデザインやコーディングをしてきた中での気づきをポストできるはずですよね?ほかにもフォローとフォロワーが乖離している方、プロフィールに書いているようなことをDMで聞いて来るアカウントは要注意です。
全て当てはまると高確率で伝書バトの可能性があります。

またクラウドソーシング系にも伝書バトは出没します。

予算や納期など具体的なことを言わない、返信が極端に遅いなどは地雷の可能性がありますので注意してください。

炎上事例についてはこちらを参照してください。

フリーランスWeb制作者が知っておくべき炎上案件と対処方法

もちろんすべての方がそうというわけでは無く、レベルの高い方も沢山いますが、実際に話してみるまではまず疑う意識が大切です。

閑話休題

さて、話を戻しましょう。

結論からお伝えすると、ディレクターと繋がるのに一番良い方法は、ずばりしっかりと案件の実績のあるフリーランスと仲良くなって、その方から繋いでもらうこと。です!

結局これが一番確実で堅実です。
実体験を含めた理由をいくつか紹介します。

まずしっかりとした実績をお持ちのフリーランスの方は、高確率でディレクターの連絡先を持っています。
なぜなら、フリーランスを続けていく上で、制作会社との繋がりはある意味必須だからです。
また紹介してもらうことで繋いでもらった方の実績を利用することもできるので、紹介なら安心だなとディレクターに思ってもらいやすいです。

また繋ぐ側としても実はメリットがあります。
大半の制作会社は常に優秀な人材不足です。
ですので、紹介した側もディレクターから感謝されますし、制作会社が抱えている案件は一つ二つではないので、紹介したくらいで自分の仕事がなくなる心配もありません。

フリーランスは会社員と違い何かあっても誰かが助けてくれるわけではありません。

いわばなんの後ろ盾も無いのです。

だからこそ色々な方と積極的に交流し、繋がりを作ることが大切です。

ただ業務提携のテストを受けるられるレベルになるためにも最低限のスキルは必須です。

自分のレベルや足りない点を客観的に判断してもらうためにも、ディレクターと繋がっておくことが大切でしょう。

まとめ

仕事の7割はクライアントワークであるため覚えることが必須。
クライアントワークの本質は顧客への究極の気遣いである。
クライアントワークが出来ないと伝書バト的ディレクターに捕まりやすくなるので要注意。
しっかりとした実績のあるフリーランスと繋がっていくことを意識してディレクターに繋げもらおう!

ディレクターレベルのクライアントワークの中身について詳しくは記事後半で。

エンド営業の実践方法

エンド営業の実践方法

業務提携が出来たら、次はいよいよエンド営業に入っていきましょう!

とは言っても最初はどのような顧客にアタックしていけばいいのか、
まず個人的なおすすめ方法としてはお住いの地域の飲食店やサロンなど個人経営のお店に営業していくことです。

ここでは実際に僕の行っていた具体的な方法をご紹介します。

まず、その地域で行きつけや顔見知りの店舗を作ってください。
ある場合は大丈夫です。

条件としては、個人店かつSNSやHPを持っていない場合だとベストです。

その上である程度経営者の方と話せるようになったら「HP作らないんですか?」と聞いていきます。
大体の方は「興味はあるけど作るほどではない。予算がそんなにない」といった回答をします。そこで「今はネットの時代ですし、名刺代わりにも使えるので持っておくといいですよ。集客率アップや働きたい方の応募が来る可能性もありますよ」とお伝えしていきます。

そこで「でも費用がなー」といった声が出るとベストです。
このように提案してみましょう「実は私Webサイトを作れるんです。とはいってもまだまだ駆け出しで実績が欲しくって。
このお店が好きなので雰囲気が伝わるようなサイトを作りたいんです。安く対応しますよ!」といった感じですね。

そこでさらに例えばメニュー表が手書きである場合等はさらに、こちらもより注文率が上がるようにイメージできる画像付きのものに変えていきたいと提案するのも良いでしょう。

そうして、最初は格安or無料で対応し、満足していただけると、他の個人店経営者の方を紹介してもらえる場合があります。地域の個人店同士は横のつながりがある場合がほとんどなので。

そうして徐々に地域の個人店を囲いこんでいければ、メンテナンス等で定期的な収入も生まれて来ますし、他の新しい営業をブロックしていくことができます。

僕はそこから商工会などにも読んでもらえるようになり、最近だと自治体のHP制作を任せてもらえるようになりました。

あと最近は、新規出店したという情報を聞くと、花を出すようにしています。
新規店舗は開業したてでHPを持っていないケースもあるので喜ばれやすいです。

クライアントの喜ぶ顔が見れて、お店にお邪魔するときも一品おまけしていただけたり。
たまに貸し切りにしていただいて一緒に働いているチームの面々と料理を楽しんだりと、人とのつながりを感じられるのがエンド営業の醍醐味ですね。

ワンポイントアドバイス:エンド営業の注意点

注意点として最初安くor無料で引き受けてしまうと、クライアントから「じゃああれもやってよ!これってできる?」と要望が増えることがよくあります。
せっかく無料でしてもらえるならという心理が働くためですね。

ただそれで稼働時間を増やしてしまうとそのまま赤字になってしまうので、うまく要望をとりいれつつ、断るところは波風立てずに断る立ち回りが大切になります。

追加作業やよりよく改善できる点は後々のために残しておくのも手でしょう。

まとめ

住んでいる地域の顔なじみの店舗を増やしていき、そこに営業をかけていく最初は低単価で案件を請け負い、徐々に単価を上げていく。地域を囲い込めるので新規の営業をブロックしやすく定期的な収入を生んでいける。

デザインで抑えるべき具体的スキルと優先順位

デザインで抑えるべき具体的スキルと優先順位

はい。ここまでくると、いよいよデザインのスキルが必須ですよね。

では抑えるべき必須スキルや、学習の順番、実務での注意点等を話していきましょう。

らいち

まずWebデザインを学習し、デザイナーとして走り出すためには、PhotoshopとIllustratorの2つをインストールしましょう。

またこの時に、Adobe Creative Cloudのコンプリートプランを契約するとプロトタイプの作成に便利なAdobe XDやホームページの制作編集管理が行えるDreamweaverなどのAdobeソフトも使えるため、実際にWebデザイナーとして働き始めてから大変役に立ちます。

ただし、こちらは1年で約7万円と高額なので、最初は無理に契約する必要はありません。

まずはPhotoshop単体だけでも大体の作業は行えますしフォトプランだけでよいです。

ただこちらも年間固定費で1万円以上はかかってきます。デザインだけのクラウドソーシング等の案件は単価も安いので固定費のほうがかかってしまっている方も少なくありません。

なので最初はコーディングから始め、収入を安定化させてからデザインに投資していくのが良いと言えます。

Webサイトのデザインにおいて最も重要になるのがPhotoshopなので、まずはこのスキルを抑えていきましょう。

最初は色々なメニューバー・ツールを選択し、何がどこに配置されているか覚えるところから始めていくことが大切です。

特に抑えておきたいのは以下の項目になります。

・ブラシ・シェイプ・グラデーション
・テキストツール
・選択範囲と画像の操作
・レイヤー
・マスク
・色調補正とレタッチ

上記の使い方が分かればOKです。

Photoshopについては、あれこれ学ぶよりも、実際にツールを使って色々と試しながら覚えるのが学習の近道ですね。

分からないことは都度ネットで検索するか、チュートリアルのページを確認しましょう。

分かりやすく解説されているため、根気よく触っていけば十分に解決できます。

またWebデザインの現場で多用されるIllustratorについても

・グラデーションのオブジェクト作成
・アウトライン化で形を変えてみる

等の操作が出来るようになっていれば問題無いです。

少しでも早くデザインスキルを習得したければ、Photoshopに絞って勉強しても大丈夫です。

制作の現場でもPhotoshopを使う場面の方がとにかく多いので。

個人的には、Photoshop、Illustratorが二大巨頭で、FigmaやCanva等は後回しで大丈夫です。

ワンポイントアドバイス:Studioの学習はおすすめしない

らいち

最近Studioの学習が流行っていますが、こちらも個人的におすすめしません。

習得難度は低いですが、かわりに参入障壁も低く、単価帯も高くないため、長期的ではありません。
コーディングが苦手だから逃げ道として使われることもありますが、デザインの幅も狭いのが正直なところですね。

さて、ここまで来れば営業からコーディング・デザインの案件を一人で受注できるようになるので、数ページのサイト制作の場合単価が50万円を超えてくることも少なくありません。

収入も年収600万円以上を十分に見込んでいけるでしょう。

まとめ

デザインの学習はまずPhotoshopとIllustratorから!固定費が気になる場合は最初はPhotoshopだけでも良い!デザインは固定費がかかるので、まずは下流工程のコーディングを覚え収入を安定化させる。
コーディング・デザインを両立できれば単価は50万円を超えてくる。

デザインのよくある事例と注意点

いよいよデザインスキルを学んで実務に入っていく。

前にほとんどの方が経験する失敗例、僕の経験を元にいくつか紹介します。

今回はデザインに関して詳しく解説する回では無いですが、これだけは抑えておいてください!

体験談① コーディングの大切さ

先ほど「Webページを実装するなら、HTML・CSSの基本を押さえておく」といったことはお伝えしたと思いますが、失敗の実体験があります。

当時いた会社で、まだコーデイングの学習をはじめたてだった僕は、HTMLの基礎だけなんとなく分かるくらいの技量で、HTMLの仕様やCSSはおろか、システム的な事が全然分かって居ませんでした。

しかも、分からないことをちゃんと聞かなかったんですね。

だって忙しそうだったし、自分でやれ!感あったし、手間を取らせると実務を回してくれなくなりそうだし…(言い訳)

とにかくそういった状態で作成したデザインは、画像が不定形で文字数制限ギリギリ。

他ページへの流用が難しい等、技術的には可能だが、本当にやろうと思ったら調整と手間と時間がかかるというような出来になったわけです。

どちらかというと、例え見栄えは良くても、情報発信の為のサイトだったので、複数人が記事を作成しても、画像や文字数はある程度融通が効くようなデザインにする必要があったのです。
必要とされる用途に沿っていることがデザインには大切。
しかし、自分は初案件のこのデザインに案外満足していました。
見栄えだけは悪くなかったので。

そうして、達成感と安堵に浸っていた時分はこの後震える体験をすることになります。

「見出しデザインはCSSで実装できるようにした方が、保守性いいよね?」
「投稿する時はどういう設定を実装するイメージ?」

「この画像の切り抜きはサンプルだけど都度実装するの?ほんとに工数確保できる?」
「タイトルの文字数が少ないと余白が目立つけど大丈夫?」

とまあ散々な言われようで…
沢山の方に迷惑をかけ、時間を多く使わせてしまい、自信をどんどんなくし、

そんな状態で提案も出来るはずがなく、ミスもしまっくてさらに周りに迷惑をかけるスパイラルに陥り…

ちゃんと話を聞いていれば、コーディングをしっかりと覚えていればこんなミスには繋がらなかったのです。

らいち

コーディングのスキルが無いなら、最初は必ずコーダーと組んで仕事をすることになります。
下流工程の理解は必須です。
コーデイング、覚えましょう(切実)

体験談② ヒアリングの大切さ

「FV等をいい感じのデザインにしてよ!」これもクライアントからよく言われますよね。
そして「任せてください!」と二つ返事をする。
初心者の時ほどこう答えてえてしまいがちですね。

理由は分かります。
経験を少しを重ね、デザインに自信も出てきたし、クライアントに手間を取らせず、ふわっとした意図を汲んでこそデザイナー。
気持ちは分かります。

ですがヒアリングこそデザインでは大切です。
しっかりとしたヒアリングをしても、デザインは失敗しやすいのです。

そもそも構造を考えてみましょう。

クライアントの頭の中にしかないふわっとしたイメージを言語化してもらい、言語という共通項で初めて自分の解釈で理解して、頭の中で考え、様々な条件を考慮したうえで具体化していく。
デザインはいわば伝言ゲームです。

そんな中でヒアリングを怠ればどうなるでしょう?

…恐ろしいですね。

だからこそ、ざっくりした要望を頂いた際はちゃんと掘り下げていく必要があります。

この掘り下げで重要なのがコーチングと言われるスキルです。
コーチングについてはまたどこかの記事で触れようと思っています。

コーチングは質問力。
相手が自分でも知らない、言語化できていない自分が本当に目指していることや理想像を引き出す必要があります。

出来れば画面共有等しながらその場で簡易的なデザインを伝えたり、先方のイメージに近い画像を提供してもらうなど「見える」形で共有することが大切です。

これを怠ると、稼働時間は大幅に伸びます。

この件のクライアントはクレープ専門店だったのですが、ヒアリングできたのは「いい感じにしてほしい」これだけ。

でも本当は、お店は商店街の中に位置している。
メインの客層はカップルや家族連れ、アルバイトなど身内で運営している小規模な店舗。
地域密着型で、買い物帰りや、下校途中などに買って食べ歩く人が多く、悩みとしても店舗位置がやや入り組んでいてアクセスがやや悪い等。ヒアリングできた点はいくらでもあったのです。

デザイナーは見栄えの良いデザインを作る事が仕事ではありません。
伝わりやすく、売り上げに貢献できるデザインを作ることこそ大切なのです。

ですので、クライアントに手間を取らせることを恐れてはいけません。
結果もっと手間取らせることになるからです。

これがヒアリングの大切さです。
学習期間中耳タコで言われるかもしれませんが、ヒアリングの具体的な中身を抑え、修正を減らすことをとにかく意識しましょう。

学習環境はスクール一択

学習環境はスクール一択

ではどのような環境で上記のような収入や、業務提携等出来るレベルのスキルをみにつけていくのか?

らいち

結論からお伝えするとスクールで学んだ方が良い。です。

これは別にスクールを贔屓したわけでもなんでもなく、僕の実体験としてお伝えできる話です。

そもそも僕は最初、恥ずかしながらとにかくお金がなく、学習に投資できなかったので、独学でデザインの学習を始めました(コーディングに苦手意識があったため)ですが結論から言うと続かず、その後も働いて収入を得ながらスキルアップ出来れば最強じゃね?と安直に考えて制作会社に就職するも肩身の狭い思いをしました。
具体的に言うと電話対応や事務などの仕事ばかりをすることになり案件を対応させてもらえなかったのです。

ですがこれは当たり前で、中途採用の人に会社は基本即戦力になれるかどうかを求めているので、未経験中途採用の人よりも、新卒でエネルギッシュで若くて吸収力があって、Webの基礎知識がある人にリソースを投入したいわけです。

その現実を知り、2年以上かかって何とか僕はスクールでの学習をはじめ、そこからは実務スキルをしっかりつけることができたのです。

ではなぜスクールでの学習を進めるのか、大きく理由は二つあります。

環境の違い

一つ目は学習環境の違いです。

独学の場合、全てを自分で調べていかなければいけません。
ですが、学習を始める方の大半が、「自分が何が分からないか分からない」状態なのでまず調べることに時間やリソースの多くを奪われることになります。
もちろん調べる習慣は大切です。
ですが、その間コーディングやデザインを出来ているのか?という話になります。

もちろん調べることにとらわれ肝心の学習は進まないので、情報の奴隷となりいつまでたっても具体的アクションに移せないケースもあります。
知った気で満足せず、まずは経験していくことが一番大切です。

また、沢山の方がそれぞれ全く違った情報を発信している中で、正しい情報を得ていく必要がありますが、それを取捨選択するための情報もまた最初は分かりません。
さらに言うと、自己規律をもって続けていかなければならない独学という性質上、どうしても心細くもなりますし、結果こうだったら自分に取って良いなという都合の良い情報ばかりを希望的観測で選択してしまいやすいですし、間違っていても誰も指摘してくれません。

結果、とても頑張っているけど最初から間違っていたり、あまり使わないスキル習得にリソースを割いてしまっている方も多いです。

これがしっかりと頑張れる環境のあるスクールなら、まずメンターさん等がいるので、ふわっとした質問をしても、個別具体的に解決策まで提案してくれます。
彼らは何人もの生徒を見てきた、いわば教えるプロなので、バックデータの量・質が違います。

どれだけ優秀でも、個人がスクールの持つノウハウを上回ることは容易ではありません。

またやる気が中々出ない方でも、お金を払うことで、回収しなければと意識的に動くことも出来るようになり、メンターもいて毎週必ず課題提出し話さなければならない環境であれば、頑張り続けられる可能性も高くなりますし、複数の方と情報交換も出来るので自分に合った方法を見つけていきやすいです。

時間がかかりすぎる

さらに時間がかかりすぎてしまうことも問題です。

先ほど例に挙げたように独学では調べる作業・その情報を精査する時間にリソースの大半を奪われやすく、結果正解が分からない暗闇を手探りで進むことになるため時間がとにかくかかります。

質の高いスクールだとおよそ半年間で学んでいく工程が、独学の場合1~2年かかってしまうこともざらにあります。

そしてこの時間こそが命取りなのです。

例えば独学と、スクールを比較してみたとしましょう。

本来スクールなら半年で独立から案件獲得に至った過程が、独学なら一年半かかったとします。
Aさんは50万円という高い学習費を払った代わりに、スクールに通い半年で独立しました。
一方でBさんは独立まで1年半かかりましたが独学なので、教科書や有料コンテンツを少し買い学習費は10万円以下で抑えられるでしょう。

ですが、同じ時期に学習を始めても、Bさんが独立するころ、Aさんはすでに1年の実務経験を積み、すでに収入を安定化し貯金もたまっていて、スクール費もPayし終えているのに、Bさんは、今から案件を受注し、教材費だけは取り返したいと思っているのです。

Web制作は実績の世界。
同じ時期に学習を始めたのに、この1年の差が永遠に埋まることはなく、この実務経験の差こそAさんにとって大きなアドバンテージになるのです。

さらに恐ろしいのはそれだけではありません。

今しっかりとスキルを身に着ければ、Web制作はお金になります。
おそらく半年後も稼げると思います。

しかし、一年半後ならどうでしょう?トレンドは常に移り変わり、今は生成AIも台頭してきています。
働きながら、もしくは家事や育児をしながら自己規律を持って毎日の孤独な学習に耐え、ようやく実務レベルのスキルを身に着け独立したタイミングで、自分の学習してきたスキルはオワコン化していた。

こんな悲しい話は無いでしょう。

なので、少しでも早く学習を終わらせ、実務に入っていく必要があるのです。

らいち

僕は学習に投資するのを避けて、スキルを習得するのに丸2年以上を要しました(結局スクールに通い何とかなった)なので、そんな僕からしてみれば、もっと早く学習する環境に投資していれば、今もっと年収や実績があったかもと考えてしまいます。

ですので、同じ轍を皆さんに踏んでほしくは無いです。
フリーランスや副業として収益化していくことを目標としているなら、今すぐ学習に投資して頑張れる環境を見つけてください。

スクールの選び方

スクールの選び方

ただスクールで学習するといっても、もちろん良いスクールばかりではありません。

しっかりと自分にあったスクールで受講しないと捨て銭になりかねません。
スクール費は回収したいと思いますので、しっかりとした選び方をお伝えします。

まずおすすめは、「広告をあまり出していないスクール」「メンターがつくスクール」「制作事業部等を持って、営業のノウハウを学べるスクール」「SEO対策も含めて学べるスクール」です。

広告を頻繁に出しているスクールというのは、そうしないと受講生が集まらないから出しています。
本当に質の高いスクールは口伝でも話が伝わりますし、広告費にかかる予算はけして安くないので、その分を少しでも生徒に還元しようと志高く運営されているスクールがおすすめです。

メンターがつくことも大切で、安い金額で学べたとしても経験者に聞ける環境が無いと、結局独学形式になるので意味がありません。
特にコーディング力と言われるものは、現役のコーダーに添削を受けていかないとどうしても上達しづらいです。

営業を学べるスクールというのも同様に、大半の方は収益化を目標に頑張っているわけですから実務スキルだけ学んでも、営業やクライアントワークの中身について学べないと意味がありません。
SEO対策もそうで、HPは閲覧され、機会損失を減らすために存在しているのですから、見られないHPに意味がありませんのでしっかり学ぶようにしましょう。

今は制作会社を経由せずとも、未経験からでもフリーランスになれる環境が用意されています。
ただ選び方を間違えると遠回りになるので、上記の点をしっかりと抑えた環境で学ぶことをおすすめします。

詳しくは以下の記事でも選び方を解説しています。

プログラミングスクールの選び方!7つのポイントと失敗しないコツ

らいち

一応補足しておくと、僕はどこからも一円もいただいてません(笑)
ブログすら収益化していませんからね。
お金をいただいてPRしてくださいというお話もいくつかいただきますが、しがらみが増えると好きなことを書けなくなるので(笑)

僕の実体験としてもそうですが、せっかくお金を払うなら、しっかりとスキルを身に着けたいじゃないですか。

実体験からのお話です。
あんまりズバズバ言ってしまうと後が怖いですが、スクールの選び方がもっとも重要と言っても過言ではありません。

ですので、本当によく見極めてから選んでください。

ディレクターの目指し方大全

ディレクターの目指し方大全

ではいよいよ最終章。

コーディング・デザインに営業と、全て自己完結できるようになればだんだんと作業量は増え、手が回らなくなってきます。

そこでさらなる収入アップのためにも、時間確保のためにもいよいよディレクターが選択肢の一つとして入ってきます。

この流れを追っていくことで、年収1000万円がいよいよ見えてきます。

おそらくどこも無償でお伝えしていないディレクターの目指し方や抑えるべき必須スキル等についてどこよりも詳しく解説していきます。

この先さらにボリュームが多いので、お疲れの方は一度目を休められてくださいね。

ディレクターを目指すべきタイミング

らいち

それはズバリ、年収の限界値に気づいたときですね。

下流工程(作業者)として取り組む案件では、どうしても単価の上限があり、1,000万円を目指すには相当な稼働時間を必要とすることがあります。

フリーランスの働き方を長期的に持続するためには、「働く時間を増やす」から「単価を増やす」へシフトする必要があるのです。
このタイミングで「指示者」としての立場を目指すのが理想的と言えるでしょう。

作業者から指示者に移り変わるエピソード

実際に僕の例を紹介します。

僕はディレクターになる前、フリーランスのWebデザイナー兼コーダーとして活動し、主に中小企業のコーポレートサイトやLP制作を手がけていました。
1案件あたりの報酬は10~20万円ほどで、年間にすると600~700万円の収入でしたが、これ以上の収入を得るにはさらに多くの案件を抱える必要がありました。
その結果、休日も作業に追われる日々が続き、徐々に体力的・精神的な限界を感じるようになりました。
そのタイミングで「このまま作業者として働き続けるだけでは、収入にも働き方にも限界があるのではないか」という思いが頭をよぎるようになりました。

そんなとき、あるECサイトの案件で転機が訪れました。
これまで単純なデザイン作業だけを担当していた僕に、クライアントから「サイト全体の進行管理をお願いしたい」という相談が舞い込んだのです。
初めての進行管理業務に挑むことになり、不安もありましたが、チームには優秀なエンジニアとライターが揃っていたため、僕の役割は彼らに適切にタスクを振り分け、スケジュールを管理することでした。

また、クライアントとの連絡窓口として、意見を整理しながら調整役を担いました。
作業者として目の前のタスクをこなすだけだった僕にとって、全体を見渡しながらプロジェクトを動かす経験は新鮮で、同時にやりがいを感じるものでした。

そして結果として、このプロジェクトはスムーズに進行し、クライアントから大変満足いただきました。
「また次回も、サイト全体を任せたい」というお言葉をいただき、継続契約にもつながりました。

さらに、この案件では単価が50万円を超え、それまでのデザイン業務の収入を大きく上回りました。
この成功体験を通じて、「プロジェクト全体を管理するディレクション業務には大きな価値がある」と強く実感しました。
また、作業量ではなく「指示を出して価値を生み出す」働き方への転換が、高収入を得る鍵であることに気づいたのです。

それ以来、僕は思い切ってWebデザイナーからWebディレクターへとシフトしました。
現在では、1案件100万円以上のプロジェクトを複数抱え、作業をチームメンバーに任せることで、自分はクライアントとの折衝やプロジェクト全体の進行管理に集中できています。
作業者としての働き方から抜け出し、時間に追われることなく収入を増やすことができた今、「ディレクターという道を選んでよかった」と実感しています。

1,000万円達成に必要なWebディレクターとしてのスキル

1,000万円達成に必要なWebディレクターとしてのスキル

必要な知識

ではWebディレクターとして必要なスキルにはどのようなものがあるのでしょうか?

以下で具体的な事例を交えながら詳しく解説していきます。

1. Web制作の基本知識

Webデザインの基礎:UI/UXの基本、色彩理論、タイポグラフィ
コーディングの基礎:HTML、CSS、JavaScriptなどのフロントエンド技術
バックエンドの基礎:WordPressやPHP、データベースの概要

必要な理由としては、ディレクターはプロジェクト全体を管理する立場にいるため、デザインやコーディング、システム構築など制作の各プロセスや各知識を理解しておく必要があるためです。

例えば、デザイナーが作成したデザインが「このままだとフロントエンドで実装が難しい」とエンジニアから指摘された場合、コードの基本知識があればその課題を事前に察知し、実現可能な案に調整できるので、これによりトラブルを未然に防ぐことが可能となります。

2. プロジェクト管理の知識

プロジェクト管理の能力も、当然ながら必要不可欠です。

具体的には以下のようなものがあります。

スケジュール管理:タスクを期限内に終わらせる計画力
タスク管理:誰が何を担当し、どの順番で進めるべきかを把握する力
リスク管理:遅延や仕様変更など、問題が発生した際の対処方法
ツールの活用:Trello、Asana、Notion、Googleスプレッドシートなど

必要な理由としては、複数の案件を効率よく進めるためには、プロジェクト管理の知識が必須ためであり、忙しいと月に20〜30案件納品することもあるためです。
人の脳はそんなに器用ではないので過信せず管理ツールを活用しましょう。

例えば、ECサイトの構築案件で、複数のデザイナーとエンジニアが参加するプロジェクトを管理する際、納期や作業範囲をガントチャートとしてスプレッドシートで共有をしたり、各メンバーの進捗状況を定期的にチェックし、遅れが発生した場合は迅速にリカバリー対応を実施する必要もあるので、このような管理をすることによりトラブルや炎上の防止にもつながります。

3. 経営戦略領域のビジネス知識

もちろんプロジェクトを管理し、全体の状況を俯瞰して見るため、戦略的視点と知識も必須です。
主なスキルセットとして以下のようなものがあります。

マーケティング:SEO、広告、SNS運用、コンテンツマーケティングの基礎知識
KPIとROIの設定:目標達成のための指標や効果測定方法を理解する力
業界知識:クライアントの業界特性や競合の動向

必要な理由は、Webサイトはクライアントのビジネス課題を解決するための手段であり、
経営者相手になると、経営目線の話になることが多く、回答できないと失注する可能性があるためです。
一方、うまく回答できれば大きな金額で受注できる可能性もあります。

また、Web制作のディレクターでSEO対策や広告、SNS運用にも精通しているとかなり市場価値が高く、
ディレクターの中でもこの知識を持っているかで、受注金額に差が出ることもあります。

事例として「問い合わせを増やしたい」というリクエストのあったクライアントに対し、SEOキーワードの調査や、問い合わせフォームのUX改善案を提案した事で、結果的にサイトリニューアル後に問い合わせ件数が20%向上し、こうした提案が評価され、リピート契約につながったこともあります。

高単価案件を獲得するためには、自分の価値を的確にアピールする必要があるということですね。

さらに、SNSで過去の成功事例を投稿したところ、それを見た企業から直接相談があったこともあります。
事前にブログ記事やポートフォリオを用意していたため、スムーズに信頼を得て、予算300万円の案件を受注することができました。

必要なスキル

さらに必要な具体的スキルについてもいくつかご紹介していきます。

1. クライアントの課題を解決する総合的な力

理由としては、高単価の案件を受注するためには、単に指示を受けるだけの立場ではなく、「クライアントの課題や目標を理解し、それを解決する方法を提案する力」が必要になるためです。
例えば、Webサイトの制作そのものではなく、「サイトを通じて売上を上げたい」・「問い合わせを増やしたい」といったクライアントの目的を理解し、具体的な解決策を提示することで、信頼と高単価の案件を獲得できる可能性が高まるからです。

事例

ある地方の中小企業から「新しいコーポレートサイトを作りたい」という依頼を受けた際、ただデザインや機能を構築するだけでなく、事前にヒアリングを徹底し、「地元での認知度を上げるためにSEOを重視した構造にしましょう」・「採用ページを強化して求職者のエントリーを増やすのが優先です」といった提案を行いました。
この結果、当初の予算(50万円)から倍以上の金額で受注することができたのです。

2. チームマネジメント力

こちらが必要な理由としては、年収1,000万円を目指すためには、1人で全ての作業を行うのではなく、他のデザイナーやエンジニアに作業をアウトソースし、プロジェクト全体を管理する立場に立つ必要があるからです。

これには、タスクを適切に割り振る力、チームメンバーの進捗の把握、納期を守る力が必要になります。

タスクを適切に振り分けるのは、案件の難易度や種類に応じて、アサインするメンバーを決め、属性に応じてタスクを振り分けます。

よりこだわるなら、指示書の内容も相手によって変えるとさらに良いでしょう。

チームメンバーの進捗の把握は、ガントチャートを使用して把握し、作業者に中間報告をさせると手直しのリスクを減らせるのでさらに良いです。

納期を守る力は、作業工程のボトルネックを見極め、それを最小限にする力と言えます。

例えば、web制作ではデザインやテキストの作成がボトルネックになりやすいです。
なぜなら、クライアントの属性によってデザインやテキストを合わせる力が必要になり、すり合わせに時間を要するためです。
Webディレクターはこのクライアントの属性をいち早く見極め、デザイナーに共有することで、ボトルネックを最小限にできます。

事例

あるECサイトの構築案件で、納期がタイトな状況であったため、自分一人で作業を抱え込まず、クラウドソーシングを活用して、デザインとコーディングを分業し、自分はディレクションとクライアント対応に専念しました。
チームには「進捗確認用のスプレッドシート」と「毎週の進捗報告ミーティング」を導入し、円滑なコミュニケーションを実現しました。
その結果、100万円規模の案件を効率よく完遂でき、他の案件と並行して進めることも可能になったというわけです。

3. 周辺のWebスキル

こちらが必要な理由としては、ディレクターはクライアントと制作チームの橋渡しをする役割を担うため、デザインや開発の基本的なプロセス、またSEOやマーケティングの知識を持っていないと、クライアントのニーズを正確に理解・伝達できないです。

ですので、専門用語を理解しチームメンバーと円滑に連携できるスキルが求められます。

例えば、サーバーやセキュリティ対策などの保守的な知識から広告運用やSEOなど運用の知識も必要になると言え、サーバーとは、ネットワーク上で他のコンピュータ(クライアント)にデータやサービスを提供する役割を持つコンピュータやソフトウェアのことです。
簡単に言うと、インターネットで見たり使ったりするすべての情報や機能の「提供者」のような存在です。

要するに、例えば、あなたがWebサイトを閲覧するとき、そのWebサイトのデータ(HTMLファイル、画像、CSSファイルなど)は「サーバー」というコンピュータに保存されており、そこからあなたのブラウザに送信されます。

Web制作におけるセキュリティ対策は、制作したWebサイトやシステムが悪意のある攻撃(不正アクセス、データ流出、改ざんなど)から安全に運用されるようにするための取り組みです。
セキュリティ対策は、サイト運営者やユーザーの信頼を守る上で非常に重要なのです。

よくある対策としては、HTTPS対応(SSL/TLSの導入)があります。

そもそも、HTTPS対応とは、Webサイトでのデータ通信を暗号化し、外部からの盗聴や改ざんを防ぐ仕組みです。
例えば、パスワードやクレジットカード情報を入力する際、この通信が暗号化されていないと、悪意のある第三者に盗まれる可能性があります。

実現方法は、SSL証明書をサイトに導入することで、URLが「https://」に変わり、通信が暗号化されます。
この設定は特にログインフォームや決済ページを持つサイトでは必須です。

ツール例として、無料ならLet’s Encrypt、有料ならGlobalSignやDigiCertなどを利用できます。
導入するとブラウザに鍵マークが表示され、訪問者に「安全なサイト」という印象を与えます。

これはセキュリティー保護の観点で非常に重要と言えますね。

事例

クライアントから「問い合わせフォームの改善でコンバージョン率を上げたい」と依頼された際、Google Analyticsでのデータ分析を行い、「入力項目が多すぎる」「レスポンシブ対応が不十分」という具体的な課題を抽出したというのがあります。
クライアントから「問い合わせフォームの改善でコンバージョン率を上げたい」と依頼された際、Google Analyticsでのデータ分析を行い、「入力項目が多すぎる」「レスポンシブ対応が不十分」という具体的な課題を抽出したというのがあります。

4. リスク管理能力

こちらが必要な理由として、Web制作には、仕様変更や遅延、技術的な問題などのトラブルがつきもので、
これを迅速に解決する能力がディレクターには求められますし、また、トラブルを未然に防ぐリスク管理の意識も必要となるからです。

データベースを壊してしまった時のリカバリー事例

ある中小企業向けのWebシステム開発プロジェクトで、クライアントのデータベースに新しいテーブルを追加する作業中に、誤って既存データの一部を削除してしまうミスが発生しました。具体的には、開発環境で実行すべきSQLコマンドを本番環境で誤って実行してしまい、数千件の顧客データが削除されてしまったのです。すぐに異変に気づいたものの、システムが稼働中のためクライアントへの影響は避けられず、冷や汗が止まりませんでした。

そこでとにかくまず、状況を整理し、削除したデータを復旧する手段があるかを確認しました。本番環境では定期的にバックアップが取得されている設定だったため、最新のバックアップデータから復旧が可能であることが判明しました。ただし、最新のバックアップは24時間前のデータだったため、削除後の取引データに関しては手作業で復旧する必要がある状況でした。僕はクライアントに対して、何が起きたのかを正直に説明し、復旧計画を詳細に共有。影響範囲と復旧にかかる時間、具体的な対応手順について丁寧に説明しました。

その後、クライアントの了承を得てすぐに復旧作業を開始。バックアップから削除データを復元し、その後、復元後の不足データを手作業で補いました。また、再発防止のため、作業手順を改善し、本番環境での操作前に必ずダブルチェックを行う新しい運用ルールを導入しました。

結果として、すべてのデータを復旧し、システムを通常稼働に戻すことができました。迅速な対応と誠実な説明が評価され、クライアントからは「信頼できるパートナー」として継続的な案件を任されるようになりました。この経験を通じて、危機管理の重要性と、トラブル時における誠実な対応の大切さを改めて実感しました。

チームメンバーの能力不足で苦戦した案件を成功させた事例も紹介します。

チームメンバーの能力不足で苦戦した案件を成功させた事例

ある企業から、高度なカスタマイズが必要なECサイト構築案件を受注しました。
クライアントの要望には複雑な検索機能や在庫管理システムのリアルタイム連携など、難易度の高い技術が含まれていました。
しかし、プロジェクトの予算内で対応するために集めたメンバーは、経験が浅く、高度なバックエンド開発やAPI連携に慣れていないメンバーが中心でした。
この状況に不安を感じつつも、納期は3か月後とタイトで、途中でメンバーを変える余裕はありませんでした。

このため、まずプロジェクトを分割し、チームメンバーそれぞれのスキルに合ったタスクを割り振る方法を検討しました。
特に難易度の高いバックエンドの部分は僕自身が直接担当し、基礎的な作業(フロントエンドのコーディングやUIデザインの実装)はメンバーに任せました。
並行して、チーム全員が足りない技術を学べるよう、週1回の技術共有ミーティングを実施しました。
また、タスク管理ツール(Trello)を使い、各タスクの進捗状況をリアルタイムで把握できる仕組みを整えました。

しかし、プロジェクト中盤、メンバーが実装した部分でエラーが頻発し、納期遅れが懸念されました。
このため、一部のタスクをクラウドソーシングで外注し、納期に間に合うよう調整しました。
さらに、メンバーには不慣れなAPI連携部分を僕がサンプルコードを用意し、手順を明確に示すことで負担を軽減しました。
手厚いサポートによりメンバーのモチベーションは向上し、プロジェクト全体が次第に安定しました。

最終的に、予定通りにECサイトを完成させることができ、クライアントにも満足してもらえました。
メンバーの成長を促す機会を提供できたことも大きな成果でした。
この経験を通じて、困難な案件ではリーダーが柔軟にサポートし、メンバーのスキルや外部リソースをうまく組み合わせることが成功の鍵だと学ぶことができました。

5.クライアントワークスキル

クライアントワークスキルとは、前半にも紹介しましたが、顧客への究極の気遣いを指します。

顧客と良好な関係を築きながら、プロジェクトをスムーズに進めていくのに必要不可欠と言えるでしょう。

Webディレクターが押さえるべきポイント(全て列挙すると10,000字超えるため)を要約すると、以下の通りです。

ヒアリング力:顧客の要望を正確に聞き出し、本当に必要なことを把握する。
期待値調整:無理な要望や曖昧な指示を現実的な範囲に落とし込み、納得してもらう。
進捗管理:作業状況やスケジュールを適切に共有し、顧客を安心させる。
トラブル対応:問題が発生したときは冷静に状況を整理し、誠実に対応する。

1. ヒアリング力が必要な理由

これは口酸っぱくお伝えしている通り、顧客の要望を正確に聞き出すことで、プロジェクトの方向性を明確にし、ミスを防ぐためです。

多くの場合、顧客の要望は具体的でないことが多く、「どんな目的でこのサイトを作りたいのか」・「ターゲットは誰か」といった背景を掘り下げることが重要となります。

特に中小企業の社長は、普段忙しいため、あまり考えていることが少なく、表面的なことしかわかっていない場合が多いので、ヒアリングが不十分だと、後になって「想像していたものと違う」というすれ違いが発生します。

また、真摯に話を聞くことで「この人なら信頼できる」と顧客に安心感を与えられるため、顧客の課題を正確に把握するヒアリング力が、プロジェクトの成功を左右すると言っても過言ではないでしょう。

2. 期待値調整が必要な理由

顧客が抱える「理想」と、現実のリソースや予算、技術的な制約にはギャップがあることが多いためです。
顧客の要望をそのまま受け入れると、無理なスケジュールや追加作業が発生し、納期遅れや予算超過の原因となります。

そのため、「現実的に可能な範囲」を丁寧に説明し、合意を取ることが大切です。
また、期待値調整をしないと顧客に「対応が遅い」や「不満足」と感じられるリスクが高まります。
現実的な目標を共有することで、双方が納得のいく結果を得ることができます。

3. 進捗管理が必要な理由

プロジェクトをスムーズに進め、顧客の安心感を保つためです。
進捗が不透明なままだと、顧客は「今、どこまで進んでいるのか」「間に合うのか」と不安を感じます。
この不安を解消するために、進捗状況を定期的に報告したり、タスク管理ツールを使って進行を見える化することが重要であり、また進捗管理を徹底することで、万が一遅れが発生した場合にも、早期に顧客と相談し、リカバリーが可能になります。

進捗を共有することで、信頼関係を維持しやすくなると僕は実感しています。

4. トラブル対応が必要な理由

これは当たり前ですが、トラブルが発生した際の対応が、その後の信頼関係を大きく左右するためです。

また、基本的にトラブルは発生するものと認識しておいた方が良いです。

その上で最小限にするための対応力が必要で、問題が起きたとき、誠実で迅速な対応をすることで「この人は信頼できる」と顧客に感じてもらえます。

一方、原因の説明を曖昧にしたり、対応が遅れると信頼を失い、今後の契約にも影響します。

また、トラブル対応を通じて、再発防止策を示すことができれば、顧客の安心感を得るとともに、プロとしての信頼を高めることができますし、冷静で適切な対応がプロジェクト成功の鍵と言えるでしょう。

獲得すべき案件の単価と数

獲得すべき案件は50万円〜100万円の単価帯の案件で、数でいうと月1件以上受注していく必要があります。

自分がフロントになって案件を管理していくので、コーディングとデザインは外注することになります。
そのため、外注費を大きく上回る必要があり、高単価案件を受注する必要があるというわけです。

チームの組み方やマネジメント方法

チームの組み方やマネジメント方法

ここでは具体的にチームの大まかな種類やマネジメント法について解説していきます。

チームの種類

チームの種類は大まかに分けて雇用型と業務委託型があります。

雇用型とは、アルバイトもしくは正社員として雇い組織の社員としてチームを組む形式で、価値観が合っていたり、仕事に対して前向きで合ったりといった人物像を揃えたい時に向いている一方で、社会保険料などのコストがかかるため、資金に余裕がないと難しい場合があります。

業務委託型とは、外注によってチームを組む形式です。

こちらは外注先には、毎月固定もしくは成果に応じて報酬を支払うことになります。

こちらの指示の通りに動き、納期を忠実に守ってくれることや成果に応じて報酬を支払うのでコストは低い傾向にある一方で、組織の帰属意識がないため、仕事に対してそこまで前向きでなかったり、仕事はできるけど価値観は合わなかったりということもあると心得ましょう。

らいち

個人的には、フリーランスであれば、業務委託型がおすすめですね。

なぜなら、フリーランスは基本的に安定するまでに時間がかかるため、資金不足リスクが高いからです。

そのためまずは、成果に応じて報酬を支払い、案件を着実にこなす方が大切と言えます。

マネジメント方法

雇用型は、組織で案件を回すのと同じで、自分は最小限のマネジメントにとどめることを意識してください。

社員に裁量権を渡し、教育していくマネジメントとなり、この教育は、主体性・クライアントワーク・案件の進捗管理の分野の能力を磨くことを目指します。

社員の場合、自ら案件を回し進捗管理していくことが必要になりますが、それは、デザイナーとコーダーも例外ではありません。

人数が多くなると、営業等のフロント対応がついて、デザイナーとコーダーに指示を出していくことになりますが、人数が少ない場合、デザイナーやコーダーにも案件の進捗管理やフロントにもでてもらうことが必要になります。

ただ、最終責任者は自分であることを自覚して、案件の把握はしていくことが大切です。

業務委託型は、タスク重視で案件を回していくことがポイントです。

業務委託だと多くの場合、組織への帰属意識や貢献意欲はあまりないことが多いです。

そのため、良いマネジメント方法は、タスクを明確にして、案件を振っていくと、業務委託の不満が溜まりにくいと言えます。

一方、大振りに仕事を振ってしまうと、タスクが明確でないため、不満が溜まりやすく、仕事のクオリティも下がる傾向にあります。

ただ、中にはやる気のある方もいるので、その人には大振りに振るのもありかなと思いますね。

ただ意識としては、タスクは明確にして渡すことが基本的には良いと持っておくのが無難でしょう。

採用の方法

採用の方法

次は具体的なチームメンバーの採用方法です。

僕が実際に行っている方法をそれぞれのステップに分け公開します!o採用すべき人材

雇用型の場合は、積極性・主体性・顧客への貢献意欲が高い人です。

また、万が一のために自分よりコーディングに詳しい技術者も採用した方が良いですね。

なぜなら、データベースが壊れたなどのエラー復旧にはある程度の技術がいるためです。

業務委託型は、安定性・納期を守る力・業界経験3年以上が良いです。

業務委託型は起業フェーズに有効なため、案件を着実にこなすことが重要であり、そのため、安定性のある人を採用していくべきと断言できます。

おすすめの媒体

indeed一択。

らいち

はい。個人的に最初はindeed一択です。

理由としては、無料でできることが多く、アピールポイントを多く訴求できるからです。

さらに求人票をしっかり作り込めば、比較的、応募も集まりやすいですね。 

最近はリモートワークも人気ですが、応募者の質も低くなる傾向にあるので、見極めは重要です。

以下リンクを張っておきます。

参考サイト

https://jp.indeed.com/求人広告/c/info/using-indeed-for-free

求人票の参考例も貼っておくのでご活用ください。

求人票参考

タイトル:「【業務委託】Webデザイナー・コーダー募集!フルリモート可、自由な働き方」

職務内容詳細

ポジション:Webデザイナー・コーダー

業務内容:Webサイトやランディングページ(LP)のデザイン、コーディング、UI/UXの改善。

デザイン案の作成、フィードバック対応、必要に応じてHTML/CSSのコーディング。

クライアントと密に連携し、プロジェクト進行をサポート。

求めるスキル・経験

デザイナー:Adobe XD、Figma、Photoshop、Illustratorを使った実務経験

コーダー:HTML、CSS、JavaScriptの基本的な知識、実務経験

どちらも:レスポンシブデザインの実務経験、Git等のバージョン管理ツールの使用経験

その他:納期に対する柔軟な対応と、進捗管理が得意な方

給与・福利厚生などの環境

収入:月給40万円〜80万円

契約形態:業務委託契約(フリーランス歓迎)

勤務形態:フルリモート(日本国内)

勤務時間:自由なフレックスタイム制(納期に合わせた作業)

メリット

自由な働き方:リモートワークに加えて、フレックスタイム制を導入しており、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。

スキルを活かせる:多様なプロジェクトに携わり、専門性を高めながら経験を積むことができます。

収入アップのチャンス:フリーランスとしての裁量が大きく、努力に応じた報酬アップが期待できます。

安定的な案件:長期案件が多いため、安定して仕事を得ることができ、安心して業務に集中できます。また、やる気のある方には案件を多く振っていくため、月収80万円も簡単に目指すことができます。

応募方法

ポートフォリオやGitHubリンクを添付し、以下のメールアドレスにご応募ください。

採用担当者:xxx@company.com

業務委託に応募したくなるポイント

抑えておくと有用な応募したくなるポイントも共有します。

ほんとうにここまで書いて大丈夫かな…

柔軟な働き方
フルリモートやフレックスタイム制の導入は、特に業務委託の魅力として大きいです。
自由に働ける環境は、家庭や個人のライフスタイルに合わせやすいため、多くの応募者にとって非常に魅力的に感じますね。

スキルを活かせる機会
「自分の得意分野や専門性を活かせる」・「多様なプロジェクトに挑戦できる」ことは、業務委託の利点です。
特に、Webデザイナーやコーダーなど、専門性が求められる職種にとっては、スキルを磨きながら多様な経験を積める点が魅力です。

高収入のチャンス
業務委託契約では、成果に応じて報酬が増加する場合が多いため、努力が直接的な報酬に反映されます。
高い専門性を持っている場合、その分収入が高くなる可能性の記載があると魅力的になりますね。

案件の安定性
長期的な案件が多い場合、定期的な収入が見込める点は、収入が不安定なフリーランスの方にとっては重要です。
安定した案件に関わることで、心配なく業務に集中できる環境が整いますしね。

自由度
Webデザインやコーディングといったクリエイティブな職種においては、自分のアイデアを反映しながら働ける自由度が大きな魅力になります。
チームとの連携を保ちながら、自分のペースで創造的な仕事ができる環境は、多くのクリエイターにとって理想的ですしね。

専門性を高められる環境
プロフェッショナルとしてさらに成長できる環境が提供されていることは正直フリーランスからしたら美味しい話ですよね。
例えば、「クライアントとの密な連携」・「技術的な挑戦的なプロジェクト」・「最新のツールや技術を使用する機会」などです。
こうした成長の機会は、キャリアアップを目指すフリーランスにとって魅力的に感じられます。

案件の管理方法(回し方)

案件の管理方法(回し方)

では次は具体的な案件の回し方について解説していきましょう。

案件をうまく回すには、炎上防止策を常に打つこととクライアントの期待値調整をすることがポイントとなります。

逆に案件がうまく回っていない時は、炎上してその対応をしていたり、忙しくて他の案件に手をつけられなかったり、顧客の要望に答えられなかったりすることが多いです。

それらの問題点を、排除していくのが重要となります。

しっかりと以下の要点を抑え、炎上を回避していきましょう。

炎上回避を回避する

1. タスクの優先順位をつける

重要なタスクを最初に処理し、影響度の高い作業の遅延を防ぎます。

例えば、「デザイン確定→コーディング開始」のように、依存関係のあるタスクを優先することが重要になります。

2. スケジュールに余裕を持たせる

トラブルは小さいものから大きいものを含めると基本的に起きます。むしろない方が珍しいです。

そのため、予備日をスケジュールに組み込み、突発的なトラブルに対応できる体制を作っておきましょう。

3. 情報共有の効率化

チーム間でタスクや進捗状況をリアルタイムで共有できる環境(例:スプレッドシート)を整えましょう。

4. 無理な約束をしない

クライアントに対して無理なスケジュールや追加作業を安請け合いしないようにしましょう。

例えば、「この修正は来週中に完了できます」ではなく、「2週間ほど必要です」と現実的な対応を伝えるなどです。

ただ、炎上防止策は余裕を持たせたり、クライアントの事情ではなく自社の都合を考慮する要素もあり、クライアントに不満を持たせることもあります。

そのため、期待値調整が必要となります。

まず、期待値調整ではクライアントの要望に応じて、成果物のクオリティや納期をすり合わせする必要があります。

クライアントの要望にすべて応えようとすると、無理なスケジュールや予算超過を招き、結果として炎上や信頼関係の破綻につながる可能性があるため、クライアントと制作側が現実的な範囲で納得できる目標を設定することが重要です。

期待値調整の具体例としては、まずクライアントの希望を詳細にヒアリングし、納期、予算、機能、クオリティの優先順位を明確にします。
その上で、要望が現実的でない場合は、その影響を説明し、代替案を提案することが効果的です。
例えば、「この機能を追加するには1ヶ月の延長が必要ですが、代わりにA案を採用すれば、現行スケジュールで可能です」といった形で折衷案を示します。

また、定期的な進捗報告を行い、ズレが生じた場合は早めに調整することも大切です。

期待値調整を丁寧に行うことで、クライアントの不満や炎上リスクを抑えつつ、プロジェクトを円滑に進めることができるからですね。

らいち

ここ本当に重要です!

 初期段階での要件定義を徹底する

案件の成功は初期の要件定義にかかっています。

クライアントのビジネス目標やターゲット、必要な機能やデザインの好みを正確に把握し、ドキュメント化しておくことで、認識のズレを防ぎましょう。
曖昧な指示をそのまま受け取ると、後の工程で手戻りが発生し、納期やコストに大きな影響を与えることがあります。

さらに、作業範囲を明確にし、追加要望が出た場合には別途費用や時間が発生する旨を事前に伝えることで、トラブルを防げます。

例えば、納品形式や修正回数を契約書に盛り込むのも重要です。
この段階でしっかり準備を整えることで、案件全体をスムーズに進める基盤を構築できます。

要件定義は以下の内容を押さえておきましょう!

1. ビジネス要件
クライアントの目的(例:売上向上、問い合わせ数増加、ブランド認知向上)
ターゲットユーザー(例:年齢層、性別、地域、行動特性)

2. 機能要件
必要な機能(例:お問い合わせフォーム、EC機能、会員登録機能)
必須の技術(例:レスポンシブ対応、SEO対策、パフォーマンス最適化)

3. デザイン要件
デザインの方向性(例:モダン、シンプル、カジュアル)
ブランドガイドラインや既存デザインとの統一性

4. コンテンツ要件
ページ構成(例:ホームページ、サービスページ、ブログ)
必要な文章や画像素材、動画素材

5. 制作範囲
クライアントの担当範囲(例:テキスト提供、画像選定)
制作会社の担当範囲

6. スケジュール
各工程の締め切りと全体の納期

7. コスト
制作費用と支払い条件
追加費用の発生条件(例:要件変更や修正回数超過)

8. 運用・保守
納品後の対応(例:サーバー運用、メンテナンス頻度、更新作業の有無)

これらを事前に明確化し、ドキュメント化して合意を得ることで、手戻りやトラブルを防ぐことができるでしょう。

らいち

無料で公開するのに迷いましたが、特別に共有しちゃいます!
持ってけ泥棒!笑

ヒアリングシート

スケジュール管理を徹底する

案件をスムーズに進めるには、全体のスケジュールを「見える化」することが重要になりますね。

まず、納期から逆算して各工程に締め切りを設定し、無理のないスケジュールを立てていきます。
特に、途中確認のマイルストーンを設けることで、進捗を定期的に確認し、問題があれば早期に修正が可能です。

スケジュールはプロジェクト管理ツール(例:スプレッドシートなど)を活用すると全員が進行状況を把握できます。

また、余裕を持たせた予備日を組み込むことで、突発的なトラブルにも対応可能です。

例えば、クライアントからの追加依頼や予期せぬ修正に備え、スケジュールに柔軟性を持たせることが、納期遅延を防ぐ鍵となるでしょう。

らいち

スケジュール管理での進捗確認のポイントは以下です!

1. 定期的な進捗報告を設定する

週次やデイリーで報告を求める(例:毎週金曜の午前中に進捗を報告)ましょう。

プロジェクト管理ツール(例:スプレッドシートなど)でタスクの完了状況も確認できるといいです。

2. レビューをスケジュール化

デザインやコーディングなど、各フェーズのレビュー日をあらかじめ設定します。

進捗の確認だけでなく、具体的な問題や課題を共有する場を設けておきましょう。

3. 状況共有の仕組みを用意する

SlackやMicrosoft Teamsで、タスク進行状況を簡単に共有できる専用チャンネルを作成しておきましょう。

作業完了時に「〇〇完了」「次のタスクに移行」のような報告をもらうルールを作るとヒヤリハットを防ぐこともできるのでいいですね。

4. タスクの進行度を見える化

ガントチャートを用いて、全員が全体の進行状況を把握できる状態を作っておきましょう。

これらの仕組みを導入することで、個別に状況を確認する手間を減らしつつ、プロジェクト全体の進行をスムーズに管理できる。

らいち

このサイトで出し渋るのは嫌なので、ガントチャートも共有しちゃいます!

ガントチャート

クライアントとのコミュニケーションを円滑にする

クライアントとの良好な関係構築は、案件成功の要です。

定期的なミーティングや進捗報告を通じて、双方の期待値をすり合わせることが大切です。
特に専門用語を避け、わかりやすい説明を心がけることで、誤解を防げます。

正しく意図や情報が伝わっているか、都度確認してください。

また、選択肢を提示し、迅速な意思決定を促すのも重要です。

例えば、デザイン案をA/Bの2パターン用意し、好みを確認することで作業がスムーズに進みます。

さらに、要件変更やトラブルが発生した際には、適切な対応を迅速に行い、信頼を保つことがポイントです。

コミュニケーションが滞ると、認識ズレや不満が積み重なり、プロジェクト全体に悪影響を与えるため注意が必要です。

らいち

僕はクライアントとの円滑なコミュニケーションでは以下のことを意識しています。

1. 返信スピード

クライアントからのメールやメッセージには「24時間以内に返信」を基本とします。

緊急対応が必要な場合には「1時間以内」に返信し、対応状況を伝えています。
緊急対応の文章はテンプレ化してすぐに返信できる準備をしていくとさらにいいですね。

2. 質問を減らす工夫

初回ミーティングで要件や疑問を徹底的にヒアリングし、想定される質問を事前に解消しておきます。

ドキュメントやFAQを共有し、クライアントが自分で確認できる情報を用意しています。

3. 定期的な進捗報告

週次でメールや資料を用意し、「現在の進捗」「次のステップ」「必要な確認事項」を報告します。

例えば、「デザイン案A/Bを提出しました。来週水曜までにご確認ください」など、期限を明示していますね。

これにより、クライアントの疑問や不安を最小限に抑え、円滑なプロジェクト進行が可能になります。

4. リスク管理を怠らない

プロジェクト進行中には、納期遅延や要件変更、技術的なトラブルなど、さまざまなリスクが想定されるというか発生するものと思ったほうが良いです。
そのため、リスク管理は本当に重要なポイントです。
例えば、追加修正が発生した場合には、追加作業費やスケジュール変更を事前に契約書に明記しておくとトラブルを回避できます。


また、予備日をスケジュールに組み込むことで、突発的な問題に柔軟に対応できます。


さらに、難易度は少し高いですが、バックアップの人材や代替プランを用意しておくことで、チームメンバーの急な欠員にも対応可能になります。


このように、リスク管理を徹底することで、トラブルを最小限に抑えることができるので、押さえておきましょう。

最後に

最後に

皆様本当にお疲れさまでした。

らいち

書き終わって確認してみたら、なんと40000字を超えてました…Ohh

ここまで読んでいただいた方はきっと大丈夫です!なぜなら熱量の無い方は、ここまで読む前に脱落していると思いますので。

僕がこの記事を書こうと思ったのは、世の中に具体的な再現性をもってWeb制作について情報発信している方があまりに少ないなと、学習していた時代に感じたからです。

面白いなと思える記事でも3000字程度。これでは触りしか分からないし、いざ読み応えのある記事が見つかったと思ったら、途中から有料化。買ってみたら大したことがない…

とまあこんな体験をたくさんしたからですね。

らいち

ただ実際にこの文量を書いてみるとまあしんどい。卒業論文くらいのボリュームはありますからね(笑)

今はこうして偉そうに語っていますが、僕は元々本当にポンコツでした。どれくらいかというと、最初はIllustratorの読み方が分からずスリーユーストレーターと呼んで恥をかいたり(笑)

そんな僕でしたが、色々な失敗をして、人に助けられて今がありますので学習を頑張っている皆様を本当に応援しています!

ちなみに余談ですが、最近スクールの運営者と思われる捨てアカから「投稿や記事を消せ!」などといったご意見をいただきます。

ですので、できる限りお早めにこの記事は読んでいただいて、なんなら印刷しておいてください。
皆様に読んでいただくことがうれしいので、是非是非共有などで広めていただけると嬉しいです。

次回は「売上最大化を目指す究極のデザイン」ということで、結局いいデザインってなに?成果の出るデザインってどうやったらいいの?と言ったデザインでよくある要望についてお答えする記事を書きたいと考えてます。乞うご期待ください!

今回はボリュームが多いですので、読み返したい人は振り返りに使ってください。

ではまた次の記事でお会いしましょう~

コーディングとデザインの学習すべき順番と必須スキル
コーディングを学習する順番と理由
WordPressについて
営業知識とクライアントワーク
営業はまず業務提携を目指そう!
クライアントワークの重要性
エンド営業の実践方法
デザインで抑えるべき具体的スキルと優先順位
学習環境はスクール一択
スクールの選び方
ディレクターの目指し方大全
1,000万円達成に必要なWebディレクターとしてのスキル
獲得すべき案件の単価と数
チームの組み方やマネジメント方法
採用の方法
案件の管理方法(回し方)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

役に立つと思ったらXでシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

サイト運営者

現役WEB制作フリーランスの24歳で、制作会社から独立しフリーランス歴3年目です。
数多くの案件実績を元に、WEB制作フリーランスを目指す方が今それを知りたかったという情報を「デジタルラボ」で発信しています。

目次